金曜日、サンケイ栃木版紙上、当店紹介記事掲載あり。
この両日、県内各地より訪れる方多し。昨年の秋、読売新聞紙上、掲載時の経験を生かし、家人及びジュリア女、早朝より準備怠りなく、開店後、厨房にて奮闘、対応順当に推移いたし、混乱を避け得た。卓上より回収せし皿上ことごとく残物無く、家人共々安堵す。記者殿に感謝多。
近頃、酒井順子著『観光の哀しみ』快読し、なお『負け犬の遠吠え』読書中。両書とも、近来まれに見る美書。
著者の慧眼に感服、その文章たるや、かつての、岩野泡鳴に勝るとも劣らぬ闊達自在、文明成熟過程の今様婦女子の生活つまびらかに描くさま、止まる所を知らず、読書深更に及ぶ。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。
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2004年2月22日(日)晴、暖
寒村に東風あり暖。裏園の梅花一輪、ぽっちりひらき、陽気に誘われて、生後4ヶ月の幼児から人生の大先輩90歳の婦人まで、ブロッサムの料理を楽しむ方々で、終日賑わう。
庭に席する人、多。
備忘記
このところ、しばらく、狭き世界にとどまりて、閑静なる生活に始終せしが、先日、久しぶりに驚愕するべき世界をのぞき、その妖気にあてられ、やや体調を損ねる。
春の陽気や恐るべし・・・・・。 -
2004年2月15日(日)晴、寒
今の時、世間にては「バブル以後、空前の好景気!」と若人に教えられるも、吾が棲む世界には、その言葉、虚しくひびくのみ。
ブッブッと文句を云う老犬、老妻と手をたずさえて始めたるこの店も4年目となる。
いまだ、思想の芯たるもの揺れ動き定まらず、おのれの未熟なるを思い知り、愕然とする。
幸いなるかな、本日、千客万来、皆様が話し相手になってくださり、楽しいひとときを過ごす。感謝多。 -
2004年2月8日(日)晴、寒
寒いためか、この頃、閑。ジュリアさんの裁縫はかどる。
先日来、早朝に起床、店にて朝食をとる。
日の光を浴びながらくつろぐ気分は格別である。昔より、「朝起きは三文の得」とあるがさもありなん。夜、月光凛々。店、閑々。気分沈沈。