湿度は夏に戻る。店はそこそこの賑わい。かねてより探していたセモリナ粉が手に入り、早速、ニョッキを拵えてトマトソースで試食するが、なにかピンとこない。うまいことはうまい。しかし粉の粉性がボケる。そこでもう一度つくり、庭のタイムを摘んできてバターソースで食べてみた。まず冷やしたベルギー産の酵母入りビールで喉を潤し、ニョッキを口に入れてみた。最初に芳醇なバターの風味が口の中を占領するが、その直後、爽やかなタイムの香りが後を追い、最後にセモリナ粉の安定感あるうまみが舌に残る。各素材の持ち味がうまく調和している。うまい!粉の持ち味も生かされている。この線で今後の研究を深めよう。酵母入りビールもかなりいけてます。飲んだ時の酵母の苦味が懐かしい味なんです。明日は中国産「青島ビール」で試食予定。裏庭にとんぼ多し。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。