この頃,庭の枯れ松で啄木鳥がよく仕事をしている。その木の下にいつて,仕事振り
をながめていると気配を察してどこかに飛んでいってしまうのであるが,最近は害を
なさぬものと心得てきたようで,見学者を無視して,多少の音にも動じず,ひたす
ら,木に取り付いて穴をあけている。
朝夕,ホトトギスも盛んに鳴いている。初夏,周辺の山々,雲低く垂れ込め暮れ行
く。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。