複雑で多様化する現代。店内は、アンティークな家具、庭には癒し度の高い空間(パワースポット)が広がっているお店です。冬は暖炉に癒されます

カフェブロッサム繫昌記

最近、ヒルズ付近の書店に立ち寄り、本を探していたら、サンフランシスコのフォトグラファーに「写真をとらせてもらえないか?」と
尋ねられた。手に持っているのは、M型ライカではないか!!「ノープロブレム!」と答えて、撮って貰いました。

ヨーコさんに見せたら、「これで、カッチャンの葬式写真が出来たと!」喜んだのでありました。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。

後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。

  • ハモンイベリコは残り3割となった。腿の真にさしかかり味、香りともその真髄をあらわにしている。正に絶品である。7割の内、2割近くは、切りながら自分で食べてしまったのかも知れない。兎も角も、峠は越したのである。
    十日ばかり前の、ことであった。うかつにも、チエンソーで、中指を、怪我してしまった。ハンディーな電気チエンソーを、甘く見て、ちょっと油断。木の小枝を片手に持ち、あいた手で、ソーを操っていたら、先日来の長雨に濡れた、枝の表面を、刃がスリップして、皮のグローブを切り裂いて、少し深く、中指の横から爪に向けて、新品の刃がはしった。不覚であった。幸い、家人の、素早い手当てにて、ことなきを得、病院に行かず。
    しかし、指先を使うパソコン入力には大変不便であった。此の頃よりは、何かとチエンソーを使う作業が増える。不注意を戒める警告として、自戒す。
    昨日、東京より「トリニティ」と云う、若い女性向季刊誌の取材あり。テーマは「仲のよい夫婦、老後の生き方」で、「若い頃のお二人の写真もご用意してください!」とのりクエストがあり、何十年ぶりかで、屋根裏に、埃を被っていた、アルバムを持ち出してきて、適当な写真を探す。お蔭様で、我等夫婦のやや激動な人生を、しみじみと振り返る一時得。発売11月末と云う。どのようなページになるか楽しみなところである。

  • 台風一過の晴れ無し。ハモンイベリコの出足も順調。
    このところ、天候不順にって雨の降る日には店を休んでしまった。すると、怠けぐせがついてずるずると、いってしまいそうな気もする。その怠惰な気持ちに喝を入れたのはハモンイベリコである。重量は約9キロ、仕入れ値もそれなりに高い。風味豊かに味わえるのは1ヶ月強、採算にのせるのは難しいのだが、そこを何とか努力して売り切ってしまいたい。残ったら、自分の口に入るのでそれはそれで納得出来るのであるが、家人の気持ちはそうはいかない!互いの関係が難しくなる。ジュリア女にも叱られそうである。したがってありったけの努力をして商売に励まなければならない状況になってしまったのである。
    「何でそんな思いまでしてやるのか?」と問われれば「ハモンイベリコの存在そのもの、その香り豊かな味に魅せられて」と言うしかない。その肉片が口に入るたびに体内に感激の波動おきる。私はそのような物をほかに知らないのである。
    諸兄に三拝後、頓首す