久しぶりに店に出る。幼馴染来店。世の移り変わりを嘆くこと頻り。店じまいの後、太田金山山頂に立つ。足利方面を望み、明治15年アーネストサトウが同所にて視得したる足利の町を心に思いめぐらし辺りの暗くなるを忘れる。茶店のたたずまいの渋さ善し。道中家人よりレーチェルカーソン、複合汚染等の話題もちだされ彼女が描いた「沈黙の春」を初めて目にした若い頃の驚愕を思い出す。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。