島流しにあったような,世界の孤島的,極東奥地の小さな世界にぬくぬくと,時を過
ごしていると,山の彼方に,轟々と音を響かせて,流れている,激動せし21世紀世界
が存在することを忘れてしまう。流れの渦中に入らずとも,時代の様子だけ,せめて
匂いだけでも嗅いでみようと,冬休みを利用,奮起して飛行機に乗った。
パリまでと,思ったのであるが,寒いのでやめ,空気のマイルドなサンフランシスコ
で降り周辺を探索した。牧歌的な北海岸,凛と聳え立つヨセミティの岩,鬱蒼たる
Redwoodの森,喧騒な中華街,全て,感動の余韻を漂わすスポットであった。
開店まで残すところ二日,店内清掃,準備は順調に推移している。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。