朝、布団を干し、イオンシネマに「ザリガニのなくところ」を観に出掛ける。2年前、全米でベストセラーだと書評にあり、買って読み始め、物語の語り口が身の回りに絡みつくような文体で、読み進めていたら、眼病になり、終わりまで読む機会を逸しまった。それが映画化されたので、首を長くして、上映時期を待ち望んでいたのだ。映画の舞台はノースカロライナ州のチェサピーク湾に近い、湿地地帯だ。老輩は現役時代家具関係の買い付けで、このノースカロライナ方面には土地勘があるのだが、それはハイポイントやブルーリッジマウンテンやザ・グレート・スモーキーマウンテン方面で、海岸方面には縁が無かったから、画像的にも風景が新鮮に見られる。これは、家族に取り残され、湿原地帯で独りで生活することになる少女の物語だ。湿原の自然描写が素晴らしい!。著者は老年の動植物方面の専門家で、小説を出版するのは初めてだと言うのだ!。しかし、映画でも専門家としての知識が十分に生かされていて、面白い映画に仕上がっている。久しぶりに満足感を得る映画を観た。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。