複雑で多様化する現代。店内は、アンティークな家具、庭には癒し度の高い空間(パワースポット)が広がっているお店です。冬は暖炉に癒されます

カフェブロッサム繫昌記

最近、ヒルズ付近の書店に立ち寄り、本を探していたら、サンフランシスコのフォトグラファーに「写真をとらせてもらえないか?」と
尋ねられた。手に持っているのは、M型ライカではないか!!「ノープロブレム!」と答えて、撮って貰いました。

ヨーコさんに見せたら、「これで、カッチャンの葬式写真が出来たと!」喜んだのでありました。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。

後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。

  • 今日は震災の日だ。6年前の3月11日金曜日、ヨーコさんと翌日からの営業に向けて準備をしていたら、携帯が「地震がきます、地震がきます!」と警報が鳴りだし、直後に揺れがきた。その日は停電して夢中で過ごして、翌日のテレビで津波や原発の報道を見た。あの時は、もし、老輩が真珠湾奇襲攻撃のニュースを直接聞いていたなら、こういう気持ちになったであろうと云うような心境になり、長い一生の間で、印象に残る事は何かと尋ねられれば、迷わずこの震災の事に思い至ると思うぐらい、大きな事であったと思う次第。

  • 朝より晴れたので布団を干す。今日は午前、午後と休息して読書を楽しむ。この頃は小説をよく読む。面白いのだ!しかし、数年前までは、年下の著者の書いたモノなど読むには足らぬものとして、小説の類は読んだ事が無かった。読書は趣味の一つであるから主にノンフィクション、特にヨーロッパ戦線を扱ったものを読んでいた。今でも思い出すのは、ヨーコさんが抗がん剤治療為の入院中は、ヤルタ会談を扱った分厚い本を持ち込んで、ヨーコさんの枕元で読んでいたら、看護婦さんが「ご主人は大学の先生ですか?」とヨーコさんに訊いているのを耳にして驚いた次第。最近ふとしたきっかけで小説を読みだしたら、これが限りなく面白い!老輩は物語というモノは何処にでも転がっていて、人の数だけあると思うのだ。そおして、世間に小説家は沢山いるから、十年いや、三十年経っても読もうと思う小説は尽きないはずだ!眼鏡と目は大切にしようとつくづくと思う次第。夕刻、運動の為に市中を10キロ歩。

  • 所要にて都心に出掛ける。夕刻、東京駅に立ち、今日の晩御飯はどうしようかなぁと考える。晩年、ヨーコさんは「なんで、人間は時間が経つとお腹がすいて来るんでしょうねぇ!其の度、毎度毎度ご飯を拵えなくちゃならないんだから、本当に困っちゃいますよぉ!」と、よくこぼしていたが、老輩はこの頃、お腹がすいてくるが、何を食べようかまったく不明!浅草の大黒屋にでも寄って、天婦羅でも食べようかと思案するも、そういえば、昼は、八丁堀で定食の「揚げ出しタラ」を食べたから、二回揚げ物ではどうも面白くない・・・。「ヨーコさんどうしませう?」とl迷っていると、天の啓示があり、京橋に「シェ・イノ」と云うフレンチが在ることを思い出した。早速携帯で舌平目のアルベールソースはやっていますかと尋ねると、「あります!」との答えを得る。独りですが大丈夫かと再び尋ねると「問題ありません」との答えを得た。やっぱり、陽気が良くなる時節、舌平目は体が欲しくなるんだと、つくづく思う次第。

  • 今朝も元気に自転車で出勤。飛駒は、風があるが陽射し燦々・・・。しかし、昼に至れど無人影。昨日同様、暖炉の前で読書。今週は英気を養う週也。他、特に記す事無。

  • 今朝は曇っている。天気予報では午後は晴れとあったので、自転車で出勤。暖炉に火を入れ、室内を温め、来店に備える。しかし、今日は、訪れる人無・・・・。では!と作戦をかえ、アームチェアを暖炉の前に備えて、腰を下し、読みかけのカトリーヌ・パンコール著「月曜日のリスはさびしい」を読む。午前中から暖炉は稼働しているから、室温は徐々に上がり、1時には28度だ。シャツ一枚で十分。一方、雲行きの方は俄かに怪しくなる!南西に暗雲わき出でて店の方に向かってくる。あたりは、陽射しが遮られ、フロアースタンドの電灯を点け読書を楽しんでいると、其の内に、雨が降り出してきた。時計を見ると2時30分である。慌てて、「ヤフー天気」雨雲ズームレーダーで確認すると、4時を過ぎれば雨雲は去るという事が解り、再び暖炉に薪を入れ読書を続ける。外は冷たい雨。暖炉からは薪のはぜる心地よい音が聞こえる・・・。既に、室温は31度。体は限りなく緩む。暖かいフロアースタンドの光、面白い物語・・・、不思議な居心地の良さにひたり一時を過ごす。外をみると4時を回り雨は止んだ!ズームレーダーで安全を確認して、自転車に飛び乗り、一目散で足利に向かう。しかし、予想外の展開。飛駒の空気はいつの間にか、真冬の空気に変わり、凍り付くようだ!先ほどまでは、31度の室温にひたっていたのが、零度近いの空気の中を、自転車で移動するのであるから、手足は痺れて、血糖値が急激に下がったような、アンビリバボーな状態になる。世が世であれば、ヨーコさんに電話して、「もう動けないからヨーコさん車で迎えに来てチョ!」と出来るわけだが、聞くも涙、語るも涙の物語でそれもかなわぬ!20キロの道のりを、体をだまし、だましして、ようやく帰宅出来た。凍える体を風呂に浸けて、なんとか人心地を得る。拵えてあったブフブルギョンを温める。こういう時にはワインに限ると、ジュブレー・シャンベルタンを開けて労をねぎらう次第。かくの如くして、ドラスティクに変化する一日が終了!

  • 今朝は曇天であるが、風は無い。念のため、昨日より着るものを一枚薄くして、自転車で出掛ける。途中の坂で熱くなってきて、上着を一枚脱いで峠を越えることが出来た。鹿沼方面、牛久方面より人来。帰宅後、久しぶりにニョッキを拵え、ヨーコさんが良く作ってくれたセージバターで飯。他、特に記す事無。

  • 早朝より自転車で店に向かう。今日も風無く昨日より暖。こう言う空気の微妙な推移が、解るのは面白い。所定の時間内に店に到着。途中、ロードバイクで本格手的な格好をした、若者の自転車に追い抜かれてしまったが、これは、仕方がないのだ。昼に至り、久しぶりのお客さんが来店。お話をしていると、話が店のイベントやら、飛駒の観光開発の方に向かっていった。殊更に耳目をひく名産、観光名物はない土地柄であるが、周囲に山だけは沢山ある。なにしろ、盆地であるから、見渡す限りの山々である。中にも北に前日光山塊の一部が望め、その一つである丸岩岳、この山は変哲もない山容をして、店の裏にある原っぱから見える。しかし、山頂は1100メートルを超すのである。l昔、愛犬が元気な頃、登ったことがある。黒沢を辿り、山頂まで一気に登ったら、関東平野が眺望できた。途中で、筑波山も見えたと思う。なにしろ利根川が眺望できる。山頂には白樺の樹が数本見えた。老輩はその時、昔読んだヘミングウェイの「キリマンジャロの雪」を思い出した。四千メートルを超えるキリマンジャロの山頂に豹の死体が横たわっていたという短編小説であったが、坊主山の北に予期せぬ白樺が目にとまったので意外な気持ちになったのだ。兎に角にも、平凡な環境の僻地だが、手の届くところに千メートルを超える山があるのが面白いのだ。しかも、この山は深田久弥の「日本百名山」に掲載されていない。お客さんは、「飛駒ハイキングコースを作りましょう」と言うのだ!丸岩岳まで路がないなら、カフェブロッサムでフェイスブックで呼びかけて、ハイキングのイベントを起こし計画をすれば全国から有志が集まるでしょうと弁ずるのだ。人が多く歩くようになれば、それは路になるのだ!遠方からこの店に出掛けて来るお客さんが沢山いるのだから、ハイキングで楽しんで行って戴ければ、来た人は喜ぶだろう・・・。一考の価値ありであると思う次第。

  • 早朝より(6時半ころ)、自転車で店に向かう。今朝は風が無い。しかし、空気が冷たい。今日は午前中に高速道路で事故が発生した事もあり、来店時間が1時頃に集中。老輩も階段を幾たびか駆け上がり、注文とりと、お運びに精を出す。若い人が多いので、其の内の一人に「どうしてここに来たの?」と尋ねたら「インスタグラム!」という答えが返ってきた。驚くべし!そうして、若い方から「ローストビーフもビーフステーキ・クラシックも両方とも美味しかった!」とお褒めの言葉を戴く。記念写真も撮ってもらう。そんなことで、今日も、朝起きした甲斐があったと思う次第・・・・。有り難い限りだ!

  • 午前中より布団を干す。午後、陽射し浴び読書。夕方、市中を散歩する。他、特に記す事無。

  • 朝より曇。終日読書。陽射しの無い日は、どうも、メランコリックな気分になっていけない・・・。他、特に記す事無。