終日雨。2月初旬よりカトリーヌ・パンコール著の小説を読み出したらあまりにも面白く、6冊の連続小説を読み終えてもう後に続くお話が無いと知った時、妙な侘しさをおぼえた。お話は始まれば何時かは終わるのだ!小説の世界がこんなにも面白く、老境に至ったモノを慰めてくれる。有り難い限りだ!新しいモノを探して、読みだした物語の舞台はサンフランシスコ・・・。時は1974年だ。老輩にとってこの年は非常に意味がある。1973年の秋に中東戦争に起因する「オイルショック」があり、若かった老輩は、人生で初めての時代の節目というモノに遭遇し、荒波にのみ込まれ、その高波の頂上から弾みでもって、岸の遠くに打ち上げられ、気付いてみたら、規格型の商店の跡継ぎという枠から外れた、ビジネスマンに変身した時節だ。老輩も1975年初めて西海岸を旅行した思い出がある。翻訳モノといえども、著者も違えば当然文体も違ってくる。読み慣れるまで暫くの時間を要するが、物語の展開が愉しみなところだ!

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。