飛駒、9時の外気温は0度。室温10度。昼、室温28度。人、三々五々人来。帰宅後、陽の当たる長椅子に横になって読書。「ミレニアム4」を読了。このシリーズは全世界で8000万部売れていると言う。しかも、「ミレニアム4」は、最初の著者が50歳の若さで死んでしまい、別の作家が登場人物の持ち味を上手く引き継いで、小説の展開をしたものだ。量子コンピュータの話なども出て来て、楽しめるミステリー小説。50歳とは如何にも若い・・・。漱石は49歳であった。朝日新聞に入社して新聞掲載小説を始めたが、一作ごとに、胃潰瘍を悪化させたという経緯がある。この北欧作家もこんなに面白いものを書くのであるから、きっと体を使ったに違いない・・・命と引き換えの作品だ。しかし、そのお陰で、極東の片隅で生息する老輩の無聊を慰めてくれるのだから有り難い限りだ。命と引き換えと云えば、老妻も或時、「勝っちゃん!お医者さんが、大事に使えば私の体もあとちょっとは持つと言ってますよ!」と、相談したい風に言ったことがある。つまりは、老輩がお医者さんの処に出掛けて、家族の立場で話を聴けという事なのであろうが、しかし、そうなると、我等二人のライフスタイルにも関わって来ることであるから、お医者さんの話を聞く事を、先延ばしにしてしまった。今にして思えば、老妻には申し訳ないと言う気持ちになるが、しかし、あの時は、二人で忙しくして居る事に、互いの存在意義があると思っていたのであるから、それはそれで、しょうがない事なんだと思う次第。本年2017年にはミレニアムシリーズの5も発売予定だと云う。愉しみなところだ・・・。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。