この所、報道で「ブザンソン」と云う地名をよく耳にする。懐かしい響きの地名だ。昔、聞いたことのあるフランスにある山地で、しかし、そこに行ったことはないので・・・と記憶を辿っていると、スタンダールの「赤と黒」のジュリアンソレルが育った環境であることを思い出した次第。いつ読んだかは思い出せないが、深い森林を有する「ブザンソン」と云う場所が記憶に残っていたのだ。19世紀では僻地で、しかし、その頃から、パリのギャルソンを供給する土地柄であったようだ。また、パリの煙突掃除をする人たちもブザンソン出身者が多かったと云う。どこまで、自分の記憶力が頼りになるかは、この頃半信半疑なところだが、今日は「ブザンソン」を思い出して気分がスッキリした。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。