今朝は暖。出掛けは、向かい風にあったが、生ぬるい風であった。飛駒の盆地に入ると穏やかな日和で、やはり、陽だまりの里であると思う。人、三々五々来。夕飯は、下仁田ネギがあるので、すき焼きにする。まず、割り下を拵え、すき焼き鍋に、ネギを敷いて焼き、牛肉も鍋でいため、しらたき、焼き豆腐などをを並べ、割り下を注ぎ、沸々と煮えて来たところを、ふうふうと吹きながら、清酒をともにして、つついていると、永井荷風の断腸亭日乗を思い出した。あの人も、こうやって独りしみじみと晩夕を過ごしたことがあるに違いないと思う。そう思うと親近感もわいてくるというものだ!久しぶりに断腸亭日乗を読みかえしてみようと思う次第。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。