午前中は薄日も射していたが、曇で午後は時々雨粒も落ちる。庭は新緑。鳥の鳴き声も聞え、暖炉の温もりも心地よく、桃源郷に居るが如し。仔羊を焼きながら、お客さんとの話に熱が入って、うっかり暖炉の事を忘れていると、しっかり者の上の孫が、「お爺ちゃん、仔羊の事忘れてない?」と注意してくれたので、危うくセーフ。、この頃は、同時進行がいくつもあると、うっかりしてしまう、情けない年頃になってしまったと思う次第。しかし、暑さ、寒さというのもを気にする事もなく、庭仕事にも精を出せる申し分ない時節が到来。早めに店を引け、雨上がり、薄暮の足利を散策。暮れなずむとある街角に、今宵食べたい店。入る。大きな窓より、宵闇におおわれる空を眺め、ビールで喉をうるおし、気ままに時間を過ごせる事は、ただただ天に感謝するばかり也。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。
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2015年4月18日(土)晴
朝より晴れ。庭内新緑。花咲き鳥鳴く。三々五々人来。外では愛犬家も寛ぐ。店が一段落した後、駐車場の草刈りをする。
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2015年4月17日(金)晴後曇後雨
今日も目まぐるしくお天気が変わる。早朝より家の庭の草取りと樫の落葉が始まったので、芝の上を清掃。小ざっぱりしたところで、外のテーブルで質素な朝食をとる。愛妻が健在ならば、スコーンぐらいは焼いて出てくる。が、しかし今日は本当に質素な朝食だ。だが、春の陽射しを浴びているから気持ちが好い。今度、お天気の良い日に友達にもこういう気分を味わってもらおうと思いつき、ショートメールをする。昼ごろ、気分転換に、電車で桐生に向かう。すると、車両の前のほうで、カメラクルーを見かけ、白い服を着た女優さんらしきひとが居るではないか!その近くに行って、スタイリストに訊ねると、野沢真美さんという人で、「渡る世間は鬼ばかり」というドラマに出ていたと謂う。老輩はテレビはあまり観ないから、詳しくは知らない。愛妻が観ているのは知っていた。長いセリフが印象的な番組だ。両毛線の車両の中で見るこの人は、さすがに光っている。立派なもんだ!目の保養が出来た一日であった・・・。
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2015年4月16日(木)晴後曇
朝より飛駒。9時の外気温は14度。苔の周辺の雑草、ゴミの清掃。花咲き、鳥が鳴く。田園生活の極致だ。昼、粗食飯。12時半の外気温は20.5度。4時半の外気温は19度。作業の成果を写真に撮り終了。
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2015年4月15日(水)晴後曇後雨後晴
今日の御天気はめまぐるしく展開して忙しい。朝より飛駒で草取り、苔の手入れをする。梢では鶯も鳴き長閑で、野原ではタンポポが咲き乱れている。空腹を覚えて、タンポポの原の真ん中に小テーブルをすえて、ソービィニョンブランとエスカルゴの軽い昼食を楽しむ。しかし、この様な原っぱというのは、結構珍しいのだ。街の中に広い空き地があったとしても、大概、除草剤などが撒かれていて、雑草も見かけないところが多いのだ。その点、この原っぱは手間はかかるが、春の盛りに、タンポポに満たされる。眺めていて、実に気持ちがよい。日ごろの努力が報われると云うもんだ。もし、愛妻が健在であったなら是非見せてやりたかった。しかし、元気でいれば、この季節は下準備、店の整理整頓で忙しく「かっちゃん!余計なことで声を掛けないでちょうだいな!」と小言をいわれてしまう・・・・。東京の甥が訪ねてくる。湘南の店も順調で、次の展開を考えているところだと謂う。是非出掛けて来いと云う。色々案内するところが在るらしいのだ。暫く談笑。甥達が帰り、再び野外作業。一時雨。室内で休憩。再び苔の周りを清掃。夕に到り、漸く西の空が明るくなって来た。今日の成果を写真に撮って終了。
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2015年4月14日(火)終日雨
朝、歯科訪。雨が終日続きそうなので、予て、調べておいた「ギリシャに消えた嘘」を観る為に伊勢崎へ出掛ける。昼、日の出や食堂飯。特段の感想無。映画は好かった・・・・。舞台はは1960年代初頭のクレタ島。粋なパナマ帽、夏の麻服。私も同じタイプの服を持っている。しかし、その服を着て出掛けようと思っていたら、腰回りに肉がついて、ズボンが閉まらなくなってしまっていたのだが、幸いこのところ痩せて来て(多分食生活の境遇の変化による)、更に、しばららく休んでいた腹筋運動も再開したので、若いころのズボンまで全部はけるようになった。この映画の主役はこのパナマと麻の夏服とレトロなサングラスである。老境に「生計は霞の上に成り立つ」ような生活をしている者にとっては、非常に興味深い映画であった。
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2015年4月13日(月)雨、寒
今日は終日雨。今日も昨日体験した空間に感激した余韻を気持ちに残る。今まで、体験した、ヨーロッパや米国南部、もしくは東海岸に残る、其の地に由来する事を思わせるような空間と比較しても、芭蕉庵のそれは、十分太刀打ちできるモノだ。更に、関東広といえど、あの空間に同質のモノは思いつかない。強いて言えば、笠間の日動美術館にあった魯山人の寓居であったと謂う空間に分け入った時の感動よりも、兎も角もうわまわるモノである事は確かだ。身近な所に、こんな空間があることは幸せのいたりだ。
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2015年4月12日(日)晴後曇
朝より柔らかい陽がさしている。ローストビーフを焼いていると、東の窓より陽光が床に差し入り、それがはねて、部屋全体にまわるようだ。店を開けると間もなく、人有。続いて庭内の陽射しを楽しみ寛ぐ方々有。店が終了後、久しぶりに、桐生の芭蕉庵に出掛ける。外観も小ざっぱりしているが、店内のありようは昔のままの雰囲気を保ち、時間を忘れる様な空間を保っている。立派である。一つの老舗の在り方を厳然と示している。見習うべきところ多!
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2015年4月11日(土)雨後曇
今日も寒。朝よりローストビーフを焼く。店が一段落後、セーターを着込んで、苔の周りの草取り、清掃をする。4時頃になると、西の雲が切れ、陽がさしてきた。しかし、風は寒い。漸く、もくろんでいたように整理できたので、今日の作業は終了。途中で11日は愛妻の月命日であることに思いが到り、帰路、ヨーコさんが晩年に愛用した広東料理の店に寄り飯。ここの大将は香港より来た人であるが、両親が年をとってしまったので、介護をする為に、夏には店を閉めて帰ってしまうと言う。いずこも高齢化社会の悲哀様々也。
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2015年4月10日(金)曇、寒
10時に飛駒到着。外気温は7度。早速、外に出て、昨日の作業の続き、即ち、苔の周りの草取りを行う。長閑に小鳥が鳴いている。樹木の新芽も出てくる。冬に戻ったような陽気だが、季節は確実に前進している。先日雨が降ったので、苔の色はみずみずしい。ぴっちりと苔が密集しているところに、雑草が芽を出していると周りを壊さないように、細いピンセットで慎重に抜き取る。これの繰り返しを、30畳ほどの部分を仕上げようとするから、時間がかかる。3時の外気温は11度。4時に到り雨が降り始め、作業中止。