午前中は薄日も射していたが、曇で午後は時々雨粒も落ちる。庭は新緑。鳥の鳴き声も聞え、暖炉の温もりも心地よく、桃源郷に居るが如し。仔羊を焼きながら、お客さんとの話に熱が入って、うっかり暖炉の事を忘れていると、しっかり者の上の孫が、「お爺ちゃん、仔羊の事忘れてない?」と注意してくれたので、危うくセーフ。、この頃は、同時進行がいくつもあると、うっかりしてしまう、情けない年頃になってしまったと思う次第。しかし、暑さ、寒さというのもを気にする事もなく、庭仕事にも精を出せる申し分ない時節が到来。早めに店を引け、雨上がり、薄暮の足利を散策。暮れなずむとある街角に、今宵食べたい店。入る。大きな窓より、宵闇におおわれる空を眺め、ビールで喉をうるおし、気ままに時間を過ごせる事は、ただただ天に感謝するばかり也。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。