朝より柔らかい陽がさしている。ローストビーフを焼いていると、東の窓より陽光が床に差し入り、それがはねて、部屋全体にまわるようだ。店を開けると間もなく、人有。続いて庭内の陽射しを楽しみ寛ぐ方々有。店が終了後、久しぶりに、桐生の芭蕉庵に出掛ける。外観も小ざっぱりしているが、店内のありようは昔のままの雰囲気を保ち、時間を忘れる様な空間を保っている。立派である。一つの老舗の在り方を厳然と示している。見習うべきところ多!

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。