朝より厚生病院内科訪。尿と血液検査の結果は前回と同様、変わった数値は出てこないので、このままのライフスタイルを維持するようにと先生はおっしゃる。この三カ月の間に、老生の境遇はドラスティックに変化したので、不安がよぎるところであったが、今日の検査結果が良と出たので安心した。帰路、筑波、雪をいただく男体山、浅間、足尾の山々までもみえて、気分がすっきりした。昨晩は、録画した「小さいお家」を観た。その中で最後のところで、この物語の舞台となった赤い屋根の「小さいお家」が5月の空襲で焼けてしまうところが出てくる。病院の待合室で、名前を呼ばれる間、読んでいた山田風太郎の「戦中不戦日記」の5月の目黒、代官山、五反田にかけての空襲にあう場面が出て来たのだ。そうすると、映画で観た場面を思い出して、あの時代の情景がなんとなく、立体的に思い浮かべる事が出来たような気持ちになった・・・。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。