朝霧、山麓を被い幽玄仙境に入る如し。昼に至り晴、千客万来。孫も手伝い、老輩は終日暖炉にて焼きモノに専念。
ハワイから来たという人に声をかけられる。店が一段落後、外に出ると、啄木鳥の仕事をしている音が届く。この季節は毎日聞こえる。去年の今頃の事を思い感慨にふけること頻り也。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。