朝よりローストビーフを焼く。三々五々人来。帰宅後、老妻と暫く歓談。病妻は、「かっちゃん!私がいなくなってしまったら、どうやって暮らすの?」と訊ねる。いや、お互いに高齢になっているし、そういうことも想定しなくてはいけない年頃だ。熟慮の末に「其の時は、ヨーコさん、三途の川というのは幅は狭いそうだから、朝昼晩食事の準備のときだけは川を渡ってこっそり家に出てこなくちゃあいけません。。そして、掃除、洗濯も其の時は、姿は見せなくてもよいから、ちゃんとしてもらえば、それで結構でござんす!」と答えておいた。花火の音が届く盛夏の頃なり。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。