朝はスコーンをクローテッドクリームで食。昼前、老妻に市役所のお使いを頼まれ外出。街は到る所桜である。帰路、甘いモノが欲しくなったので、上州屋を訪ねると、生憎お団子は売り切れ。今時、将に「花より団子」の時節也。かわりに、粟饅頭を買い午後の茶請けとする。昼、病妻が奮闘してパスタを拵える。美味也。午後、粟饅頭を一つ戴いてみると食感が独特で美味しい。気が付くと、三つ食べてしまった。読書、午睡にて時刻夕に至る。老妻は病床より起き出してきて、頻りにメモを取る。余輩はそれを手に桜並木をスタスタと歩いて晩餐の材料の買出しに出掛けるのである。かくの如くして春の一日は終了する。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。