ヒコマは朝より寒風有。8時半の外気温は2度。室温12度也。9時10分の室温18度。昼に至り、室温28度。東京より、鉄道、バスを乗り継いで人来。ワインと料理を堪能して帰る。先日、掲載された写真家が使用する、照明用具の画像をみて店を訪ねる気持ちのなったのだという。帰宅後、老妻が録画せし「グリーン・フライド・トマト」を二人で観る。第一次世界大戦後の頃から、とある米国南部の町で物語の発端が始まるのである。田舎町のカフェが出てくる。二人で、しみじみと見入ってしまった。ヨーコさんはこの映画に元気を貰ったという。印象的だったのは、赤土の泥濘を人や車が通り過ぎる風景だ。我々は大分以前になるが、こんな風景のところを旅行したことがあった。本道をちょっと脇道に逸れると赤土の旧道現れ、廃業して時間がたってしまったガソリンスタンドや、人気の無い商店跡などが散見される。しばらくは、50年代にタイムスリップしたような気分でハンドルを握り更に進むと、トタン張りの、さびが出ていてなんとも云えぬ風格のあるゼネラルストアーの前に出た。中に入ると、ガラスの仕切り棚が広い店内に整然と並び、何時仕入れたのか不明になってしまった、靴や身の回りのものが陳列されている。人気の無い店内に歳のいった店主が店番をするばかりの店であったが、映画を観終えて、話がそこに至り、ひとしきり盛り上がり夜も更けゆく。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。