ヨーコさんはまた1キロ体重が減って、47キロになってしまったと言う。だんだん目方が減って、消えてしまったら大変だ。ご飯の支度が出来なくなってしまったら、余輩の生活は困難をきたしてしまう・・・・。ぶつぶつ独り言を言いながら、老妻は一人病院へ出かける。余輩は、午後、息子を伴い、ヒコマに出かけ、明日よりの準備をする。夜、食卓を囲み3人で歓談するうちに、余輩の店での働き方に話が及び、「もう少し、活発に行動して、洗い仕事、片付けをするべき・・・」と形勢不穏に至る。其の時電話が鳴り、受話器を取ると「粗大ゴミは有りませんか?」「粗大ゴミがあれば生ゴミ以外は何でも引き取ります!」という声が電話口から聞こえてくる。まるで、我が家の茶の間に盗聴器でも仕掛けてあって、今の話を盗聴していて、絶妙なタイミングを見計らって、電話をして来たと一瞬思ったのであるが、大掃除の後始末を引き受けるお仕事関係の問い合わせであると解かり、丁重に、「粗大ゴミは今のところありません!」とお断り申し上げた次第。事の顛末を二人に披露すると、二人とも腹を抱えて大笑いをする始末也。やんぬるかな!!!

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。