老妻を伴いヒコマに出かける。二階の戸棚を整理していると、奥に仕舞い込んでいたフランス製のオリルフォンヂュの道具が出てきた。おぼろげな記憶を辿ると、20年も仕舞い込んでいたと思う。幸い、今日は雨で来客もないので、鍋を好く洗ってオイルフォンヂュを拵えてみる。天麩羅とは一味違う鍋料理だ。午後、愛妻は厨房の清掃、整理を始める。夜、粗食飯。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。