終日涼。千客万来。深緑、涼風桃源郷の如し。庭内に憩う人達のなかを厨房とは異なる、上質な空気が流れている。
しかし、この頃、店が忙しくなると、余輩の脚はどうもおぼくかなくなる。これが、骨折によるものか、加齢の為なのか、どうもよくわからない。
前途、暗澹たる気分になる。悩ましい年頃だ・・・・・。提供時間の遅滞はただただ、頭を下げるばかりなり。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。