午前中よりヒコマに出掛け、雑用をこなす。昼、暖炉に火を入れ、「骨付き仔牛のグリル」を試食。火の入れ方、焼き加減は
さまざまであり、いったい、どの加減が一番良いのか、日々研究するのである。相手は、火力が刻々と変化する薪の火であるから
その、全体の流れを把握して、この状態ならば、経験からして、材料をグリルのこの位置に定め、時間がこの位で、焼き加減は
こうなるだろうと想像しながら、自分の感覚と、結果を比べ、そのデーターを頭の中に蓄積していくのだ。
しかし、問題は、このCPU。大分劣化してしまったので、記憶装置としての態をなさなくなったきた。だから、常に、繰り返し、
技を磨いておかなければならない。しかして、今日の焼き加減如何と言えば、出来は上等に仕上がった。大振りなところを切り分けてみると、ロゼに仕上がり、美味しい、上品な肉汁が肉片から湧き出てくる。パレメジャンチーズを掛けて食べると、肉と見事に調和して
誠に美味。愛妻も、骨の部分をもくもくとしゃぶり、幸せなひと時を過ごす。日差しも春めき4時半の外気温は16度となる。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。