気晴らしに、電車に乗って曳舟で下車。テクテク歩いて吾妻橋傍のカフェで例のごとく「下町エール」をのむ。ぼんやり外を眺めていると
テラスの若者は半ズボンではないか!唖然としていたが、その内、上着も脱いでしまいランニングシャツ一枚の姿に
なったのだ。浅草の最新ファッションかと一瞬思い込んだ。真冬のロシアでも沐浴をする風習があるくらいだから、きっとそのながれで
夏姿で真冬の露天でお茶を飲むのも粋な事だと思ったのだ。しかし、帰りしなその隣の席に動画のカメラが置いてあったから
きっと、季節を先取りした風景を撮影していたのであろう。寒いなかご苦労様であった。
昼、富士蕎麦飯。浅草近辺隣国より観光客が戻ってきた雰囲気だ。今日は神保町近辺の書店を探索しようと思っていたが、
あまりの寒さに作戦変更、日本橋の丸善に入る。内田百閒、山田風太郎の「戦中日記」を得る。このところ、頻りに戦前の事柄が
きにかかり、懐古趣味とでもいうのかそのジャンルのモノが読みやすい。三階の洋書部もながめたが、翻訳モノを買うことにした。
夕、日比谷に出て「マリーゴールドホテルで会いましょう」を観る。シニアのイギリス人達がインドで年金生活を過ごすという
今の時代の雰囲気を見事にとらえた映画で観客はシニアで占められていて、しかも満席に近かった。夜、雪降らず、帰宅。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。