朝、電車に乗り、麻布十番で下車。永坂を登り、、途中を植木坂に入る。中ほどに、坂の案内在り、
この付近、江戸時代植木屋多く在る由の名称ナリ。閑静な手入れの行きとどいた
民家櫛比し、緩やかに下るとT字路に遇う。左折したところで、左に御影の石碑あり。
島崎藤村旧宅跡なり。崖の脇に通じる細道に佇むと、ロシア大使館ビルディングの裏手が見える。
麻布の谷は昭和の雰囲気を色濃く残すところだ。谷底にステンドガラスをはめた、丸窓をもつ
瀟洒で古風な洋館有。
赤坂に出て、知り合いと待ち合わせ、「ナガラ」にて蕎麦飯。別れてより、檜町公園付近にある
志賀直哉住居跡の碑を探す。写真はその折、教会の枇杷の樹を撮った。
国立新美術館の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」を覗いて、帰路の電車に乗る。歩すこと、
一万五千余、多汗。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。