朝、用足しを兼ね事務所まで歩。帰路「モカ」にてウインナーコーヒーを飲、極めて快。粗食後午睡、夕に至る。夕焼けの空に誘われ、織姫公園散歩。中腹より市内を覗くと、暮色湿度に溶け込み、あたかも、旧式カメラの、すりガラスに像を結ぶ絵の様に、こっくりとした風景が浮かんでいる。山頂付近に至り、6時を告げるチャイムが突然近くより聞こえてきて、昔はこの山を「サイレン山」と呼んでいた事を思い出した。
鑁阿寺より晩鐘もとどく。西には、湧き出でる雲の向こう側に、コントラストの利いた夕焼け雲が浮かんでいる。幸いにして老妻も息災、夕餉の支度をしている。僕も元気に散歩も出来る。この一瞬に勝るものは無い。夜、麦酒にて老妻と乾杯。粗食飯。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。