二人で、午前中より、イオンシネマに出掛け、山田洋次監督の「おとうと」を観る。内容は涙を誘う物語。映画館を出て、一つきずいたことがある。この映画は舞台装置にあまり費用を掛けていないと思う。場面は、結婚式場、ドラマが展開する自宅兼薬局、ホスピスの概ね三箇所である。40年以上も前の大昔、山田洋次監督のデビュー作を観たことがあった。その時も、確かに、舞台となる所は、アパートの一部屋であったと記憶する。安上がりに作るから悪いと言っているのではない。質素な舞台の中に、人情味のある物語をつむぎたす監督の、職人芸的な技がすごいと思うのだ。このところ、観たい映画が集中的に上映されたので忙しかった。夕、織姫山を散歩。質素な晩餐を摂る。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。