複雑で多様化する現代。店内は、アンティークな家具、庭には癒し度の高い空間(パワースポット)が広がっているお店です。冬は暖炉に癒されます

カフェブロッサム繫昌記

最近、ヒルズ付近の書店に立ち寄り、本を探していたら、サンフランシスコのフォトグラファーに「写真をとらせてもらえないか?」と
尋ねられた。手に持っているのは、M型ライカではないか!!「ノープロブレム!」と答えて、撮って貰いました。

ヨーコさんに見せたら、「これで、カッチャンの葬式写真が出来たと!」喜んだのでありました。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。

後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。

  • 風無暖。太田付近に所用あり車にて出掛ける。昼に至り、粗食生活の栄養を補わんと思い立ち、木崎まで足を伸ばし天然鰻を食。日光例弊使街道、木崎宿の「近野屋」という店。変哲の無い玄関をがらりと開け店内に進むと、ずっと先まで土間が続き片側に数部屋の座敷が老舗の歴史を感じさせる鈍い色を放っている。一瞬、各座敷に客と女郎達が三味線の音にドンちゃん騒ぎをしている場面が浮かんできた。木崎は天保年間より機でうるおう遊興客で栄えた所であるという。僕は手前の座敷席に案内されて腰を下ろす。先客も数人有。待つことしばしの後、形のよい重に納まった鰻が出てきた。飯は炊きたて。箸で鰻を一口に裂きほおばってみると見かけよりさっぱりとした味付けでやや歯ごたえがある。腹もすいていたので一気に平らげた。満腹にいたらぬ、腹7文目であるが、しかたがない。落ち着いて周辺を見回すと使い込んだ岡持ちもきちんと棚に積み上げられており、ここにも老舗らしさが感じられるのである。帰途、書店によりミシェラン東京を立ち読みす。