終日晴。朝より大工の大将に入ってもらい,あちこちの枯れ松を切り倒す。なかでも太いものは途中からロープを掛けて安全な方向に皆で引っ張るのだが掛け声ばかりでなかなか倒れない。お客さんにも手伝ってもらいようやく倒す。一抱え半もある15メートル程の松が地響きを挙げて倒れたとき、ロープを引っ張る皆はある種の感動を得て「ウォー!!」を云う喚声があがる。樹齢は28年。地響きは、ひとつの時代が終わり、新たな時代の幕開けを告げる音であった。ヨーコさん切り株に塩をまく。Y青年に幸あれ!

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。