予報では終日曇とあったが、陽射しあり穏かな天気となる。ブロッサムの敷地にある桜の蕾色付き、樹の下に立ち見上げると春の勢いが伝わってくるような心持がする。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。
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2008年3月27日(木)晴
足利市内の桜二分咲、朝より春風に吹かれ市中散策。富士見橋より新川土手に沿いて南に下る。黄色き菜の花が歩み進む前、後に延々と続き、のどかな風景この上ない。川面には水鳥が浮かびゆるい流れの川上にのぼって行く。その姿はまことに優雅で春の風情を感じさせる。しばらく眺めていると、水鳥は川の浅瀬に行き当たり、体が川底について進めなくなった。観察を続けていると、思案した水鳥はおもむろに二本の足でヨチヨチと歩きだし浅瀬を越えて次なる川の深みに体をおさめた。優雅な泳ぎとヨチヨチ歩きには非常なる落差がある。僕は水鳥の生活実態を目撃したような気分になった。事務所に立ち寄り用事を済ませ後、近所の映画館に入る。ガソリンの売価、下がるとの報しきりなり。
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2008年3月20日(木)雨、寒
朝より雨。銀座線で有楽町に出、久しぶりに映画館に入る。出でて後、家人に教わった「松屋」にてターシャ展を見学。婦人多し。千代田線にて赤坂に向かい、知り合いのスタジオを訪ねる。隣の広場ではタレントのイベントありとの事で見学、知らぬ人ばかりで興味わかず。大学で理科を教える先生有、しばらく歓談。帰路、放送局の近くにある石釜ピザの店にて飯。終日雨、寒。外為やや落ち着くと有。
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2008年3月14日(金)曇
店の裏庭にある梅の花がようやく、咲いた。
去年は確か3月4日頃であった。
寒かった冬もようやくにして遠のいた感有。
先週の日曜日は暖かな日和で外で食事をする人達を見かけたほどである。休日であるが、老妻、明日の食材準備のために忙しなく働く。当方は薪作りに精を出す。依頼されたエッセイ原稿はすでに出来上がった。野鳥も林の中に見え隠れする。寒かった冬も終焉、ようやく季節が春へ大きく一歩踏み出した、今日この頃である。 -
2008年3月2日(日)晴
天気、風なく穏やかに推移す。庭にて愛犬家の談笑する姿有。懸案のローストビーフ、本日完成をみる。試行錯誤する事3ヶ月、こころならずも、お召し上がり戴いた諸兄、お客様には心より感謝申し上げる次第。再度の来店を請い本物を味わって戴きたいと心より願うものです。思いおこせば我が愛犬逝きて3年を数える。今日はその命日。好物のローストビーフがサーヤの命日に完成をみるとは、無粋なる吾にしても、草葉の陰から、吾等の行く末を案じてより、そこに至らしめたと、因縁めく日和となる。愛犬の冥福益々なることを祈り合掌!