愛犬逝く。秋より患いながらも昨日までは息災。昨日養いての食事が最後と成る。今朝は食欲なく、然る後逝く。限りなく寂しき夜、家人の涙我をも誘う。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。
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2001年6月23日(土)雨
多少蒸すと言えども雨なきはありがたき事。わが店の繁盛の基本成。草を刈る。この季節の様を包むことなく示す書、長塚節著 「土」を読む。家人曰く「じみなもの」。然れども、我は彼の他、関東の四季折々の様子をこれほどまでに的確に写実したる書を知らず。ただただ敬服するのみ。皆様には一読推薦。本日はお客様と精神世界のお話をして盛り上りました。家人の得意とする所でありました。アリゾナに住んでいた小山から来られた方も居た。「アリゾナ」と云えば浅草に荷風の贔屓にした洋食屋さんがあり「次回はそこに食べに行こう!」と家人と話が纏まる。6時になりてお客様見える。薄暮の庭にてハイネケンを飲むを見て、その心地よき様さもあらんとうなずく。先日来より知り合いよりホームページの製作を依頼される。己の物はそれほどの苦労もなくまとめられるが、人のしかも仕事に関する物となると少しイマジナティオンをふくらませないと遺憾とも至が足し。またそのコンテンツをなんとしよう。工夫の必要なる所。
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2001年6月17日(日)晴れ
今日は梅雨の晴れ間となりし天気にてほっとする心持。昨夜より、空の雲の薄くなるを観察し、今朝起きて天窓より望めば心踊るヨウナ日が射している。早々に朝の用事を片付け勇んでモーガンに身を投じて、飛駒に向かう。飛駒高速道路に入る頃はエンジン全開となる。爽快なドライブをエンジョイ!。午前中はもっぱら草刈に専念。この頃の草の伸び様は誠にすざましいかぎりにて、我輩のエネルギー消耗はおびただしいばかりである。喉が渇を冷えた白ワインにて潤しいささか酩酊の気分にて草刈を続行。草刈のやや虎刈りの様子となり、酔いの覚めて後、形を整える。お客様も開店早々より見えられ、こざっぱりした風景を楽しまれ様子にて愉快この上なし。夕刻まで来客の途切れるを知らず閉店となる。再びモーガンにて薄暮の中、足利へ帰る。帰宅後まもなくして雨降る。尚、前橋より「カフェブロッサム」のホームページを見てお出かけ戴いた方と親しくお話が出来た。お話の最中、昨年の今の頃のあの悪夢のようなパソコンと奮闘していた様子などが、我輩の頭脳をよぎり万感迫る物があった。あの頃は「パソコン自由自在」を志し、五里霧中にして、毎日早朝より深夜までパソコンと格闘して、「果たして物になるのか途中で投げ出すのか?」説明書をいくら読んでもさっぱり解からず、ある時などは、やけになり「パソコンと一緒にこのまま渡良瀬川に身を投じてしまおうか!」と思いつめた時期であった。幸いにしてこの頃は何気なくワード、フォトショップ、その他各種機材も自在に操れるようになり幸いの限り。ご先祖様に感謝多。
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2001年6月10日(日)一日くもり夕立あり。
今日はグルメお客様が多く見うけられた。若い女性客多し。ワインを試されて満足される方増える。勉強の甲斐あり。こちらとしてはワインの吟味選択抜かりなくを心掛けるが肝要。
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2001年6月9日(土)一日曇り。
梅雨のはしりの陽気。お店もだいぶ落ち着いてきている。桑のみが盛んに落ちる。お客様よりワインを戴く。その一本をご相伴させて頂く。フラスコに移す折、豊潤なカベルネソービニオンの香が周辺に漂う。口に含むとワインの自己主張するエネルギーが口内に伝わり素性の正しきを認識させる。グラスにいれ待つこと30分ワインが程よく花開く。誠に華やかな逸品。ドライでルージュの色よし。大分以前ソノマのさるフレンチレストランで楽しんだ地場のクラレットタイプのワインを思い出した。ラムの骨付きローストがあれば最高!幸せな一日であった。有難う御座いました。
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2001年6月3日(日)
昨日は夕立あれど、本日は朝より快晴。湿度少なく微風。遠方よりのお客様、洒落たような方々入り混じり賑わう。フォンデゥユも好評。我輩も久しぶりに昔ワインを学んだ時に参考にした書籍を再読中。雑草の茂を打ち負かせるは心持のむずがゆきなれど仕方なし。肝要の所を刈るのみ。桑の実熟し落ちたるを拾い口に入れる。今年は誠に美味。ほのかにすっきりとした透明感のある甘味、夕刻サラダに入れ食す、今年の味のよきは雨の少なきによるものか。ワインの酔い程よく回る夕餉であった。月の照らす光心地よきほど。
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2001年5月26日(土)晴れて後曇り。
フォンディュ相変わらずの人気にてしかも外にて爽やかな気分のもとに人の食を眺めるも愉快。夕刻ハイティーも定番となる。近頃仕入れし新しき葉にて試飲する。飲んだ瞬間に脳髄の真を刺激される感あり。その力強さに驚く。その後ミルクを添えて飲むこと数回。ミルクが程よくお茶のとげのある所を包み込み「これがあれか!」にわかには信じられないほどの化け様。上等のクラレットのワインを飲むがごとき感あり。食にては地味なイギリスの名が紅茶にてその誉れを輝かす所以を信ずるに足るを知る、誠に有意義な日であった。しかも本日のスコーンの出来具合は誠によかった。粉の風味、焼き上がりの色、口に入れたときに広がり行く香り。その後に飲むミルクティーの高貴なる香りとの融合。このスコーンに其れを受けるこのミルクティー、役者はそろった。その感想をありていに料理人に述べれども我料理人「何をいまさら!我技量の深遠なるを己は今にして知りおったか!お主もタワケノ者よ!」とでも言いたき素振りにてにてちらりと目を合わせ忙しく料理を拵えているばかりであった。最近は乏しい棚の中より「シャンベルタン」が出てきた。然る所より戴きて忘れていたものである。その相棒の食材を考えるのに頭を悩ます今日この頃なり。
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2001年5月20日(日)
本日は昨日に続き誠にカフェブロッサム日和となる。雲なく風のどかにふき、程よく乾燥しており虫もいない。これぞ目指した原風景。お蔭様でお客様も三々五々みえられサービスもつつがなくいきわたり、新メニューのハイティーも好評である。試食をしてみたがスコーンの焼き具合、粉の力強さ、フレーバー、旨みの程よく上等に仕上がり、サンドウィッチも美味しかった。空気も乾燥していてミルクティーと大変良く合いました。店じまいを終え空を見上げると星がいちめんに輝いている。さてもさても来週はお楽しみ。草取りもほどほどに出来ました。
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2001年5月14日(月)
このところ爽やかな天気の日々が続く。本日、近所の「ドンキホ-テ」の大沢さんと久しぶりにゆっくりとお話をさせて頂く。人生の先輩である。お互いの人生観や世評を意見の交換をいたし盛り上がりました。結論的にはお互いの環境ずくりはそこそこイイ線を行っている。尚一層お互いに感性を磨き自分達の周辺環境をより完成度の高いものにして行こう。そのような事を意見交換させて頂いた。裏庭を見せていただきエネルギーの集積度の高さを感じた一日であった。
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2001年5月7日(月)晴れ
昨日は晴れ、皐月の晴。申し分ない晴れ。来客多し。その数百余名なり。5月5日の混乱を反省し料理人との十分なる打ち合わせの後、仕事にかかる。その為、サービスも比較的スムースに行われ、追加なぞも即座に対応出来た。多忙なる一日を閉じたとき、連休の疲れに襲われたが、同時に無事連休を乗り切れたと云う充実感も沸いてきた。店を閉めて料理人と二人外に出てみれば木々の間より青白き月こうこうと一面を照らしている。思わず一声「Oh!Blue moon of Kentucky」。誠にブルーグラスな日々でありました。おこし頂だきましたお客様には心より感謝申し上げます。後に評判を聞くところによると5日の混乱の中、家族全員一所懸命お客様に対応していることが自然と客席にも伝わりほのぼのとした方々も有る由、当方としてはそれに甘えず研究努力に勤めます故、料理人ともども皆様には今後とも宜しくお願い申し上げます。尚、好評を得たシチューはこれにてお休みさせて戴いて、また寒くなる頃よりメニューにあがる事になりました。其処らへんを料理人からもくれぐれも宜しくとの事であります。バンドの皆さんもお疲れ様でした。また来月宜しくお願いいたします。