今年も今日で最後だ。ローストビーフを焼く。昼前より三々五々人来。早めに帰宅。読みだした小説が佳境に入り、早々と晩餐を済ませ、夜の更けるまで読書・・・。今年は面白い本に巡り会えて本当に良かった!天に感謝多!

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。
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2016年12月30日(金)晴、寒
外は寒いが日差しがあるので、布団を干す。午前中家の清掃。午後、長椅子に横になり読書。「湿地」に続き、同じ作家の「緑衣の女」。アイスランドのミステリー小説。描かれる舞台がまだ行ったことがないアイスランド!これが面白い。夕方卒業旅行に英国に出掛けると言うので、孫に「イングランド紀行」を届ける。元旦、二日の予約も入り始める。有り難き哉。
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2016年12月29日(木)晴、寒
朝より晴れ寒。孫のボーイにスーツを買わなければならない。これは、年寄りの役目だ。目出度い成人式ではないか!銀座のアップルストアで待ち合わせて、昼時なので、胡同マンダリンに入り、北京ダックと紹興酒で腹ごしらえをする。食事中、ボーイが老輩と太田まで歩いて映画を見に行ったことなどを話し出した。そんな事があったかと、微かに思い出し、ネットで調べると、映画は「ウォルター少年と、夏の休日」であった。2003年。この孫が7歳。8キロを歩いたのだから上等だ。帰りは電車で帰ってきて、中橋の傍にある焼き鳥屋さんでジージが焼き鳥をご馳走してくれたと言う。ところが、ジージはビールを飲み始めて、支払いのお金が不足、店の電話を借りて、ヨーコさんにお金を持ってくるように頼んで、無事、店を出ることが出来たというのだ・・・。其の頃のディテールは大分忘れてしまった。更に、その孫が、一歳になる前に、織姫山ハイキングコースに連れ出され、地獄の行進の様なことをやらされたのを思い出したという。それは、ハイキングコースの果てに続く、帰路をショートカットで里に下ろうとした時で、孫は途中、足を滑らして、崖から谷底に頭から真っ逆さまに転落、ゴツンという音が谷間に響いた。幸い、谷底には積年の落ち葉がスポンジの如く層をなし溜まっていたから怪我は免れ、救出する事ができた。勉強の出来がいまいちなのは、あの時の音に関係があるのかと思うと、少し後ろめたい気がする。その、一歳にも満たない頃の記憶は頭の中に有るのかと尋ねると、忘れられない出来事としてしっかり頭の中に入っていると言うのだ!でも、こうした、無茶で乱暴な幼年時代があったので、どんなことが起きても、ジージといった山行と比べると「ぜーんぜん問題じゃない!」として何事も乗り越えられると孫が言うんだから、少しは年寄りの役をはたしたのかなぁと思う。その時は、親子のビーグル達も両方とも健在で、しかし、犬達が付いてくるのを拒絶する程の難行であり、仕方がないから親の方は抱いて山を下ったのだ。其の事を思い出して、犬も歩けなくなってしまうような距離を一歳にも満たないボーイが歩きとおせた訳で、目の前の孫は、スポーツに果敢に挑戦する傾向があるのは、そんな体験が影響しているのであろうと思う次第。スーツも体型に合う上等なモノも得て、ボーイも上機嫌だ。その後は、独り有楽町で「アイ・インザ・スカイ」を観る。劇場は開演まで大分時間があるのに、行列が出来ている。席は満席状態で、前列のASC席しか空席無。同じ様な経験は数年前、「アンナ・ハーレント」でした。遠隔操作でテロリストに接近する、昆虫の飛行体が出て来たのには非常に驚いた。サスペンス仕立ての作品で有意義な一時を得た。帰路、浅草尾張屋にて天婦羅蕎麦飯。因みにその孫は山行の時はハイハイからようやく立ち上がり、歩けるようになった時期で、その後、しばらくはハイハイに戻ってしまい、お嫁さんが「何があったのでしょうね」と随分心配していた。孫は、言葉もまだ操ることが出来ない時分だから、詳細を母親に訴えることが出来なかったのであろうと今にして思う次第。
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2016年12月28日(水)晴、寒
店の暖炉の前に落ち着き、炎をながめている内に、眠気を催して寝入る。愛妻が夢に出て来て「勝っちゃん!暮れになったんだから、のんびりしないで、お店を一所懸命磨きなさい!のんびりしている時間はないんですょ!」と叱咤激励する。何事もなく過ぎる年の瀬也・・・。
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2016年12月27日(火)雨後晴
午前中お湿り。暖炉に火を入れて、人を迎える準備。ターシャファンの人がおかあさんと一緒に
来。暫くして、御主人を亡くした事など話題となる。老輩も頻りと共感。愛妻が逝って2年が経過するが、二人で過ごした四十数年は人生の核心でエネルギーの根源だ。独りになった人生は、爆発する後の運動慣性で生きている様な心地がする。この頃、藩岳の悼亡詩が我が心を慰めてくれる。
荏苒冬春謝 寒暑忽流易 之子歸窮泉 重壌永幽隔 私懐誰克従 淹留亦何益 ?俛恭朝命 回心反初役 望盧思其人 入室想所歴 帷屏無髣髴 翰墨有余跡 流芳未及歇 ・・・・・。もし、興味があれば下記のリンクをご覧ください。読み方、説明文があります。
http://blogs.yahoo.co.jp/kyousinohimatubusi/34915442.html?__ysp=5YO25L%2Bb -
2016年12月26日(月)曇
朝より曇。今日は予約もないので体調を整える為に、店をお休みにして、終日休息。午後、同級生数人で喫茶する。其の内の一人の兄は、特攻隊で戦艦テネシーに突っ込んだ事が最近分かったと言うのだ。かつて存在した、大きな物語の一部を共有した思いをする。
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2016年12月25日(日)晴
最近読んだ「紅葉する老年」から一節
「老年の生の場は、老齢ストレスという刺激性の寒風にさらされている。低温にならないように、仕事で体温を上げるよう老齢そのものが休みなく強制する。自分の年齢と動きの要求との釣り合いを保てない老人は、命の残量を半分も使うことが出来ないまま死ぬだろう・・・・」
なかなか意味深い文章に巡り合った心地ぞする也。 -
2016年12月24日(土)晴、風有寒
やはり冬である。今日は風邪気味なので自動車で店に出掛け、頻りにローストビーフを焼く。流石に今日はカップルが多い。自転車で東京方面より来する人有。7時に出発、5時間掛かり無事到着。まず、暖炉の前で温まり、閉店まで寛いでゆく也。
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2016年12月23日(金)晴、風
朝より暖。11月中旬の陽気だ。自転車で快適だ。昼に至り、人、三々五々人来。午後、帰宅時刻より空気いってんして寒くなる。北海道は荒れ模様と報。他特に記す事無。
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2016年12月22日(木)曇、深更雨暖
朝より暖。銀座に出て「ヒトラーの忘れもの」を観る。内容も全く調べずに、劇場に入り、映画が始まっといきなり、ニッチもサッチモいかない状況に放り込まれたようで、心臓をドキドキさせながら映画の成り行きを見守るばかり。上映館はシネスイッチ銀座ただ一か所と言うのも納得。夕、東京の飲食店情報の有意義な意見交換をして、帰宅。途中、アベマニュースで糸魚川市の大規模火災発生を知る。驚くべし!