複雑で多様化する現代。店内は、アンティークな家具、庭には癒し度の高い空間(パワースポット)が広がっているお店です。冬は暖炉に癒されます

カフェブロッサム繫昌記

最近、ヒルズ付近の書店に立ち寄り、本を探していたら、サンフランシスコのフォトグラファーに「写真をとらせてもらえないか?」と
尋ねられた。手に持っているのは、M型ライカではないか!!「ノープロブレム!」と答えて、撮って貰いました。

ヨーコさんに見せたら、「これで、カッチャンの葬式写真が出来たと!」喜んだのでありました。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。

後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。

  • 午前中より飛駒に出掛け薪割り。昼に到り、粗食飯。再び作業を続行。気付くと婦人二人が、「お店を見学させて下さい」と訪ねて来た。コーヒーを入れて応対する。楽しい会話の途中で、老輩は「明日から、コーヒーで平日営業をやっちゃいませう」を宣言してしまった。自分でも、想定外の発言であったが、今日は11日、愛妻、ヨーコさんの月命日。きっと、ヨーコさんが「カッチャン!草刈りのシーズンも終わったんだし、本を読むんだら、此処に来て暖炉のそばで、読んでなさい!お客さんが来たら、美味しいコーヒーを入れてもてなしなさい!そうすれば、お店も小ざっぱりするし、お客さんにも喜んでもらえるんだから・・・。」と背中を押されて、いきなりの宣言になってしまった。しかし、言いだしたからには、実行せねばならない。どうも、この頃、胸の中でモノがつかえるような心持であったが、そう決めてしまって、気持ちがすっきりした。食事というほどのモノではないが、暖炉が稼働しているので、暖炉で焼いたトーストをふるまおうと思います。このトースト、これが将に逸品!まずはお試しあれ・・・。というわけで、明日より平日営業をすることになりました。詳細は0283-66-2254までお問い合わせください。来ていただければ、とりあえず、コーヒーだけは飲めます。皆さま、どうぞよしなに!ついでながら、皆さまのお知り合いにも、お声掛け下さい。くれぐれも宜しくお願い申し上げます。

  • 午前中休息。午後、雑用を片付けて、友達と太田イオンに「エール」を観に出掛ける。非常に楽しめる映画で、音楽も良かった。今日は三人で中華料理でも食べようと思ったが、太田の飲食業界は火曜日が休みで、足利の一水で飯。今日の映画の話や、先回、高崎で観た映画の題名、その前に伊勢崎で観た映画の題名などを思い出しながら、楽しい時間を過ごせた。

  • 朝、少し陽が射したが、曇ってしまった。先日新聞で知った「ミケランジェロ・プロジェクト」が佐野の映画館で上映されているので出掛ける。この映画は5年前に翻訳され白水社で出版した「ナチ略奪美術品を救え」内容を基に作られた映画だ。私は出版されてまもなくの頃、この本を読んでいるからこのモニュメント・メンの内容は良く知っていた。だから、観ていても、先の事がわかっているから、スリリングな気持ちにはなれない。これは、しかたがない・・・。出掛ける前に、寒そうなので、家の奥から冬モノのBARAKUTAのジャケットを引っ張り出して来て、はおり、ポケットに手を入れたら、3年ほど前に失くしたと思っていたスウオッチが出て来た。これは、以前、ヨーコさんと銀座に出掛けた折、買ってもらったモノで、懐かしい思い出がある。針が止まっているので、コジマ電機で電池を取り換えたら秒針が動き始めた。「ナチ略奪美術品を救え」を読んでいる頃、この時計は買ってもらった記憶があるから、なにかの因縁の様な気がしてならない。帰宅後、夕方、傘を持って織姫山散歩。ミシェル・ウエルベックの「プラットフォーム」を読み始める。電話で予約も入り始める。有難き限りだ!

  • 朝より雨。今日はミニ愛好家の人達来。原っぱにはミニが沢山集まった。昼の外気温は14度、室温28度。暖炉も終日活躍する。

  • 朝より曇。早朝よりローストビーフを焼く。昼に到り、人、三々五々来。藤沢より甥家族来。甥はLife Seaのシェフをしている。午後に到り人来。ゆっくりしゆく。「時間が止まったカフェブロッサムの空間を愛用する」と言う人なり。有難き哉。

  • 午前中より飛駒に出掛け薪作りに励む。午後、帰宅後織姫山散歩。他、特に記す事無。

  • 昼前より飛駒に出掛け薪割りをする。イチョウと桑の葉が秋色に変わり、そこから光が反射して周囲は黄色い光で満ちる。。啄木鳥の音もとどき長閑。昼、市場で買ったアサリでパスタを拵えたが、貝に勢いが無いから美味しくない。アサリは春に限るのかもしれないと思いサラダを拵えて食べる。午後、再び薪割り。後、休息。「紅葉する老年」を読み始めた。曰く「老年という古陶器にはひびがはいりやすい。線が浅く短いあいだは、中に入っている命の水はもれない。老化が器を圧迫し、内へ、裏へ線が走りだす。高齢になるとクモの巣もようになる。水はにじみだし、器の全身が汗をかく。中身は確実に減り、やがてしずくの音が聞こえてくる。もれる音、落ちる音が生の終幕の伴奏になる。・・・」人生の秋から冬への舞台が変わる事に気付き始めたこの頃、将に当を得た本だ。ゴヤやレンブラントの話も出てくる。トルストイも出てくる。隠遁生活の幅も広がりそうで面白い。

  • 昨夜、寝しなに、スマートニュースをチェックしていたら、岡山県の勝山に存するパン屋を経営する青年が『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』という本を上梓、それが、韓国でブレークしていると言う記事が目にとまり、内容はピケティー著「21世紀の資本主義」をパン屋さん的に読み解き、近未来的な地域循環経済を実践している内容であるという。勝山と云えば老輩は永井荷風を思い出す。荷風が戦災で焼きだされ、岡山に辿り着く。食糧難の日々。頼るモノとて居ない。昭和20年8月の事である。荷風散人、この時67歳。あまりにも、食糧が恋しく、師弟関係にある、谷崎潤一郎が勝山に夫婦で疎開しているので、その弟子をたより、8月13日未明、岡山停留場に出掛ける場面が彼の「断腸亭日乗」に描かれている。谷崎氏のところでは白米、豆腐汁、町の川にて取りしと云う小魚3尾、胡瓜もみと、目下容易には口にしがたき珍味をふるまわれる。そして8月15日には、宿屋の朝食は、鶏卵、玉葱味噌汁、はや小魚つけ焼、茄子香の物を口にして、「今の世にては、八百善の料理を食するが如き心地なり」と心境を吐露する。岡山に帰りては、街は休戦の祝宴をはる光景に遭遇する。「断腸亭日乗」を読んでいると、老輩は荷風の日乗にてはここのくだりが一番好きだ。いつ読んでも気持ちが「ほっと」するのである。ところで「タルマーリー」と云うパン屋さんは鳥取県八頭郡智頭町に引っ越して、ビールも醸造するようななったという。詳しくはYouTubeでみられたし。
    さて、今日は、店をひいきにしていただく、Sさんがドローンを持ってきて、カフェブロッサムの周辺を空撮してくれた。150メートル上空からの視点はユニークである。紅葉が始まった周囲を低い山に囲まれたこの盆地はわかりやすくて、心休まる風景だ。近未来を予言するディヴァイスのお陰でうきうきする様な一時を過ごせた。モニターを観ながら、「これはヨーコさんの視点だ」と思った次第。

  • 昨日より暖。今日も休息。午前中、炬燵に入り「回想の太宰治」を読む。太宰治の細君、津島美智子さんの日々の述懐は記述が明快で読みやすい・・・。夕方織姫山歩。他、特に記す事無。

  • 朝より雨。気温は12月なみだと云う。午前中は休息。雨が止んだ午後、織姫山散歩。他、特に記す事無。