複雑で多様化する現代。店内は、アンティークな家具、庭には癒し度の高い空間(パワースポット)が広がっているお店です。冬は暖炉に癒されます

カフェブロッサム繫昌記

最近、ヒルズ付近の書店に立ち寄り、本を探していたら、サンフランシスコのフォトグラファーに「写真をとらせてもらえないか?」と
尋ねられた。手に持っているのは、M型ライカではないか!!「ノープロブレム!」と答えて、撮って貰いました。

ヨーコさんに見せたら、「これで、カッチャンの葬式写真が出来たと!」喜んだのでありました。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。

後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。

  • 朝、体調も良さそうなので、電車で浅草に出かけ、例の如く、吾妻橋付近で、「下町エール」で喉を潤す。
    この店の椅子に腰掛けて、何も考えずにビールを楽しめるのは何ヶ月ぶりであろうか?思うに、連れ合いの患いがあって、秋より暮れに掛けてせわしなき日々を過ごして来たから、今日、この一杯のエールがことのほかに旨い。昼に至り、雷門、尾張屋を過ぎ、田原町付近に在る老舗の鰻屋さんの暖簾をくぐり「う」食後、銀座にて「さよなら、アドルフ」を観る。欧州大戦の終戦直後、医学的にいけないことをしていた両親は収監されて、残された子供達が、シュバルツバルトの森の中から、祖母のいるハンブルグまで身寄りを尋ねてゆく過程を描いた作品である。ヨーコさんと大分以前このシュバルツバルトを旅行したことがあるが、この地方は、仏蘭西国境に近い南にある。尋ねて行く先は、其のドイツの上の方、つまり北の端のほうにあるのだ。底流に深刻なものが横たわっているが、森を映し出すところは非常に美しい。映画に大切な物語の奥行きを出す為の、画像作りの工夫が不足しているように思う。理想を言えば、あの時代のイギリス、アメリカ軍の飛行機による縦断爆撃で、破壊された都市や町の様子がもっと映し出されていたならば、幾分か充実した作品になっていたと思う次第である。映画館を出ると、外は雨が降っている。付近のアップルストアーにて暫く雨宿り。帰路、三越のパン屋さんにて老妻にスロワッサンとチーズを買う。晩餐は独り龍園に飯。

  • 朝、モーガンで例の如く出勤。お天気が好いので、原っぱの真ん中に車を置いて、陽射しを浴びて、車の清掃を始める。金属で光るところは金属磨きで綺麗にする。夢中で作業に励んでいたら、お手伝いをする近所のお嬢さんが飛んできて、「ヨーコさんから電話が入り、カッちゃんが外で倒れているかも知れないから、至急見て来て欲しい」と頼まれたというのだ。ヨーコさんも家を出てこちらに向かっていると報あり。
    そう、今朝は、到着して一番先にやる転送電話の解除を忘れてしまい、営業の問い合わせの電話が何本も老妻の所に入り、しかも、余輩はポケットに電話を入れておくのを怠っていたので、とんだ大騒ぎとなってしまった。4時の外気温は11度、室温27度也。

  • モーガンで朝より店に出掛ける。暖炉、頻りに薪を入れ燃やす。3時半の外気温は11度。室温26度。他、特に記す事無。

  • 独りでモーガンに乗り店を開けるために出掛ける。頻りに店内の清掃に励む。来客現れず。2時に至り、諦めて、店じまいをする也。帰路、太田イオンにて映画「小さなおうち」を観る。戦前の激動の時代のなかにある、庶民の小さな物語を上手に纏めた作品で、非常に楽しめた。さすが、山田監督であると感心する。老妻は明日から、治療が始まるので、確定申告の帳面に忙しい。

  • 昨日の予報にて深更雪とありしが不降。朝早くより日テレ番組の撮影隊来。室内の一部を使用して録画撮りをする。久しぶりの撮影風景は興味深きモノ也。先日同様、動き回る人々は皆若い!「嗚呼・・明治は遠くなりにけり・・・。」と云う先人の感慨がうなずける心境になった。昼過ぎより風が出てきて、店が終了して家に帰ったら、ヨーコさんが風で家が揺るいだと言う。老妻は今日で70歳になり、これで二人揃って70だ。家内は、治療に向け体力を養わなければ成らない。治療期間も半ばを過ぎた。無心に先に進む事に専念している。つまりは、「何処まで続くぬかるみぞ・・・」という御馴染みの麦と兵隊の歌に出てくるような心持であろう。余輩は其の事を黙って見守るばかりだ。ところで、先日のブロッサムで撮影された動画が編集されて送られてきた。これは、我が店の本質を巧みに掴み描いていると思うのです。有り難いではありませんか。一度観てやって下さい。

  • ローストビーフを焼く。宇都宮方面よりライダーの皆さんが集合。冷えた体を暖炉で暖め、寛いでいく也。
    先日撮影会で動画を撮った作品が贈られてきた。老妻と感激して鑑賞・・・。有難きかな。

  • 今朝は、老妻の元気も回復。二人でヒコマに出掛け、明日よりの準備をする。午後、独りで佐野市内に出掛け、同輩と会い暫く歓談。再び店に戻り、老妻を伴い夕暮帰宅。他、特に記す事無。

  • 午前中は雑用を片付ける。午後、コタツにて読書。夕暮、耳鼻科訪。先生に耳の状態は改善なきことを報。その結果、鼓膜の切開をして水を抜くことになった。昨7月にやったことと同じである。動じず、耐える。耳の状態は少し改善。かくの如くして今日も終了。

  • 朝より、独りで佐野厚生病院に出掛ける。腎臓の検査の為也。検査の結果、腎機能がやや衰えているが
    水をよく飲むようにすれば問題ないとのことであった。11時前に店に到着。頻りにお茶を飲む。他、特に記す事無。

  • 朝、モーガンで出勤。10時の外気温1度。室温12度。暖炉頻りに燃やす。11時、室温26度。帰宅後、鮟鱇のトマトソースを拵えて、老妻と飯。今日はヨーコさんは癌センターに独りで出掛け、検査を受ける。治療方針の打ち合わせである也。微熱は減少した白血球が体力支持の為に奮闘している証拠であるという。かくの如くして大寒の一日を過ぎる。