複雑で多様化する現代。店内は、アンティークな家具、庭には癒し度の高い空間(パワースポット)が広がっているお店です。冬は暖炉に癒されます

カフェブロッサム繫昌記

最近、ヒルズ付近の書店に立ち寄り、本を探していたら、サンフランシスコのフォトグラファーに「写真をとらせてもらえないか?」と
尋ねられた。手に持っているのは、M型ライカではないか!!「ノープロブレム!」と答えて、撮って貰いました。

ヨーコさんに見せたら、「これで、カッチャンの葬式写真が出来たと!」喜んだのでありました。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。

後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。

  • 梅花ほころび、春の近づく気配有。三々五々人来。ボーダーコリーも来。老妻、治療を済ませて帰宅。頻りに疲労困憊と弁ずる。

  • 朝より寒風有。スコーンをクローテッドクリームで飯。終日休養。k今日は、3月10日、空襲戦災の日だ。他、特に記す事無。

  • 今朝は、寒風去り、春の陽射し明らか也。昼、ロメオ愛好家17~8台、各方面より来。終日席を満たす。野原にて記念撮影。来年の予約も受ける也。

  • ヒコマは朝より寒風有。8時半の外気温は2度。室温12度也。9時10分の室温18度。昼に至り、室温28度。東京より、鉄道、バスを乗り継いで人来。ワインと料理を堪能して帰る。先日、掲載された写真家が使用する、照明用具の画像をみて店を訪ねる気持ちのなったのだという。帰宅後、老妻が録画せし「グリーン・フライド・トマト」を二人で観る。第一次世界大戦後の頃から、とある米国南部の町で物語の発端が始まるのである。田舎町のカフェが出てくる。二人で、しみじみと見入ってしまった。ヨーコさんはこの映画に元気を貰ったという。印象的だったのは、赤土の泥濘を人や車が通り過ぎる風景だ。我々は大分以前になるが、こんな風景のところを旅行したことがあった。本道をちょっと脇道に逸れると赤土の旧道現れ、廃業して時間がたってしまったガソリンスタンドや、人気の無い商店跡などが散見される。しばらくは、50年代にタイムスリップしたような気分でハンドルを握り更に進むと、トタン張りの、さびが出ていてなんとも云えぬ風格のあるゼネラルストアーの前に出た。中に入ると、ガラスの仕切り棚が広い店内に整然と並び、何時仕入れたのか不明になってしまった、靴や身の回りのものが陳列されている。人気の無い店内に歳のいった店主が店番をするばかりの店であったが、映画を観終えて、話がそこに至り、ひとしきり盛り上がり夜も更けゆく。

  • 朝、ヒコマに営業準備に出掛ける。今日も寒也。11時の外気温は4度。室温12度。暖炉に火を入れ、室内を暖める。昼、ステーキを試食。4時、外気温は5度。室温30度。初夏の如し。夜、老妻を伴いかん林にて晩餐。かくの如くして一日は終了。

  • 深更強風発生。朝、寒。午後、二人でヒコマに出掛け、準備。老妻も努力して営業準備に勤しむ。3時の室温12度。外気温5度。暖炉に火を入れて、あたる。

  • 朝、モーガンにワイパーを取り付け、佐野市の病院訪。尿、血液検査の結果、余輩の腎臓の数値は若干の向上が見られるとの先生の所見を得る。次回の検査は70日後となる。帰宅後、ヨーコさんにその報告をする。慶賀するべきであるが、その、ヨーコさんは昨日、病院で担当医の先生から病根未だ消し去り難く、更に二度の治療を受けるべしと言われたのだ。慰める言葉無。終日雨。

  • 所要にて東京に出掛ける。用足しをして帰路、有楽町で「ダラス・バイヤーズ・クラブ」を観る。見応えのある映画であった。御徒町界隈にて、晩餐は牡蠣フライ飯。

  • 朝、ヨーコさんはスコーンを焼き、クローテッドクリームと紅茶で飯。今日のスコーンはサックリとした食感があるもので、クローテッドクリームをたっぷり付け、蜂蜜をたらし口にすると、口中にクリームと甘い蜜の豊かな食感、スコーンの粉っぽい感覚がたまらないのだ。ようやく、老妻も味覚が戻ってきて、食欲も出てきたようだ。日中は寒いので炬燵で休養。夕、弟夫婦来。歓談中にローストビーフの焼き方に談が及び、即ち「熱源Aからたんぱく質の熱に対する反応を利用して、Bに目指す温度にいかを速やかに熱を写すかと言う事で・・・」という話題で歓談に興じる。

  • 終日暖炉を燃やす。晩夕帰宅。長湯。拵えてもらった鍋を突っつきながら、録画せし「寅さん」を老妻と観る。終わっても、話は尽きず、携帯電話の無かった時代、茶の間や玄関先に電話があってと・・・、暫く当時の話に打ち興じる也。