深更風有。朝、ヒコマの知り合いより電話有。「昨夜、店の付近で火災があった。」と知らせを受ける。息子を伴い店に出掛ける。火災発生は昨夜、10時過ぎであったと言う。近澤街道より店に入る角の2軒が焼けてしまった。驚くべし。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。
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2014年3月30日(日)曇後雨後晴
昼より雨。三々五々人在り。車関係のグループ漸く到着。終日暖炉の火は絶えず。5時の外気温13.5度。夕暮、俄に空晴れ渡り残照閑林に鮮やか也。
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2014年3月29日(土)晴、暖
ヒコマ8時の外気温は8度、室温16度。三々五々人来。今日が初めてという人は、庭にて晩餐。雰囲気、景色に頻りに感激。都内の近いところに、この店が在れば「大ブレーク間違いなし!」と言うなり。3時の外気温は23度。寒からず、暑からず・・・、春になった。明日使用する薪を拾いに出ると、野原を胴の長い猫がスタスタと横切る。其の先には梅が咲いている。背を伸ばして南を見渡せばあぜ道をとぼとぼと杖をつき行く、背中の丸くなったお婆さんが目にはいる。其の先にやはり、梅が数本並んでいる。地面が緑を帯びてきた。自然の営みは確実に運営されている。しばらく、風景に見とれて佇む。3年前の震災を思い出した。平和な春の一時であったが、突然に心持が変わってしまった。人間の生活は激変、自然の営みは粛々と進行していた。この並列的なところが面白い。陶淵明の「大意」とはこの境地であろうか・・・。むべなるかな。
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2014年3月28日(金)晴、暖
朝より天気晴朗。昼、リラク編集氏と食卓にて歓談。病妻は俵すしのお稲荷さんが食べたいというので、佐野に買いに出掛ける。帰路、アウトレットモールを覗いてみる。今日はお天気も良いから何処もかしこも人で一杯であった。愛妻にセール中の麻のスカーフを買い帰宅。
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2014年3月27日(木)曇、花冷え
袋川の桜は開花。昨年の「繁昌記」で確認すると、開花は20日とあった。愛妻は薬の副作用が収まってきた様で、少し食欲が出てきた。昼は、蕎麦が食べたいというので、生蕎麦と天麩羅を買い食べる。午後は、炬燵に足を入れ何か忘れたことがあると、それを頻りに考えていたが寝入ってしまった。老妻も傍で鼾をかいている。愛犬サーヤが逝って9年が過ぎてしまった。あの時の虚しさは大分収まってきたが桜の頃になるといつもあの当時のことを思い出す。夕暮、春遊に外出したが、体が冷えてたまらず、途中で帰宅。風呂をたいて長湯。夜、老妻を伴い「ゆり」にて晩餐。
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2014年3月26日(水)曇後時々雨
晩夕、TVのニュースでベビーカーを電車に乗せる時のマークを取り上げている。子育てに関わるお母さん達は本当にご苦労さんだ。そういえば、当店にもこの頃は、随分ベビーカーで入ってくる家族連れが増えてきた。余輩も昨年は骨折で暫くの間車椅子生活をしていたが、愛妻に車を押してもらい、何処でも不便な思いをせづに、生活が出来たのだから、文明の進歩は素晴らしい。来月で余輩の骨折事件も早一年となる。感慨無量也。
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2014年3月25日(火)晴、暖
朝より暖。裏の桜は蕾、大分色付き春陽初夏の如し。病妻は、朝食を済ませ、独りで車に乗り病院に出掛けてしまった。余輩は、陽気に誘われ、織姫山散歩。帰路、市中に降り中川君の店に立ち寄り、杯盤笑語。店を出がけに、前橋から来たと言う、紳士を虎谷さんまで案内する事になた。年齢を問うと大正13年生だと言う。震災の翌年生まれたことになる。90歳だ。矍鑠として頼もしい。虎谷に入ると、ここでも美質な妙齢の婦人に遭遇する。酔いに任せて、失礼ながら、年齢を尋ねると96歳であると言う。旧市内で、矍鑠としたお年寄りが、洒落た装いで春の穏やかな日に闊歩するところは、歴史の街の余情いや増すばかりである。ここに数台のクラシックカーでもさりげなくあしらえば、レトロな映画のワンシーンになる。千鳥足で帰宅し午睡。病妻はまだ帰宅していないので、再び河南に歩。河風が気持ちよい。少年達が足を水につけて遊んでいる。夕暮帰宅。よく歩いた一日となる。
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2014年3月24日(月)晴、暖
裏の袋川の桜を観察。蕾は思いの外膨らんでいる。老妻に頼まれ郵便局に出掛けて用足しを済ませ、其の足で織姫山散歩。午後、イオンにて「ウオルト・ディズニーの約束」を観る。春の空気に包まれて帰宅。病妻は「もう一ヶ月の辛抱だぁ~!」と呻吟する事頻り也。
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2014年3月23日(日)晴
ヒコマ、7時50分の外気温は3.5度。室温14度。9時半の外気温は10度、室温27度。暖炉で頻りにローストビーフを焼く。今日は前橋育英高校に通う孫が、春休みになったので手伝いに来てくれた。したがって、余輩はあまり動かなくてもよいので有るから、非常にらくチン。このところ、普段供する赤ワインの在庫が切れてしまい(もっとも、これは余輩が仕入れるのを忘れてしまった故のことであるから、誰にも文句は言えない)お客様からワインの注文があって初めて思い出した次第。ワインセラーに降りてみると、大分旧い、ニュイサンジョルジュがあったので、コルクを開けて供する。試飲をすると、20年の歳月をへても、へたっていない、しっかりした、存在感のある古酒であった。思うに、この頃、例えば、奥の部屋に用事が生じて、必要なものをとりに出掛け、ドアを開けるが、其の瞬間、何ゆえに、ドアを開けたのか、失念を生じることしばしばである。老妻も同じような状態で、両者の間では其の状態は長年の付き合いで、了解できるところなのだけれど、若い人達に混じって働いていると、そういう忘却状態になると、不思議なものを見る様な視線を感じて我ながら不外の無さを切々と感じ入る。どうにかして、この、脳内の血流を明快にして、春の営業に望みたいと思う次第です。
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2014年3月22日(土)晴
8時半の外気温は5.5度。室温15度。早速、暖炉に火を入れ室内を暖める。薪を取りに外へ出ると鶯の初音有。梅に鶯!絵に描いたような風景也。終日忙。他特に記す事無。