朝よりぐずつき気味の空模様となり、暑気やや忍び易し。昼、粗食飯。老妻はこの頃、頻りに食欲不振を訴える。「暑さに負けて、食べたいものが無い・・・、こんなはずではなかった・・」と回復速度の遅延をこぼすのだ。しかし、幸い時間はたっぷり有る。目前には差し迫った用事は無い。急ぐことは無い、十分に心置きなく体の戻るのを待つのだとそういって慰めるばかり。午下、ヒコマに出掛け苔の手入れ、草取りを暫くしてたら本降りとなり作業中止。室内清掃。
今年も8月15日の終戦の日が近づいてきた。今時分は、自然と書棚の「断腸亭日乗」に手が伸びて、昭和20年8月の所を読み返すようになってしまった。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。
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2014年8月7日(木)晴後曇
朝、焼きたてのパンを得るため市中にでる。ついでに、黒蜜豆の棚を見たが、前回同様棚は空っぽであった。白いのを二つ買う。昼前、ヒコマ到着。苔の密集している面を丁寧にゴミ拾いをする。次に、前回遣り残した苔のまばらに集まっている場所の草取り。今日は、草取りをする目の前の地面が、自分の住んでいる町内のように仔細に解かるような心持となる。まるで、「列子」で弓術の勘所を伝授するところで、的が番傘を広げた程に大きく見えれば名人の域に達したとあるようにひそかに草取りの名人になった気分だ。ピンセットで小さい雑草を摘む動作であるから、力は要しないが、汗は、頻りに湧き出る。かくの如くして盛夏の午後はは過ぎ行き、晩夕帰宅、粗食飯。YueTubeで小津安二郎の「晩春」を観る。
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2014年8月6日(水)快晴
朝より快晴。今日は「オーハッピーウエディング」の撮影で、ヒコマに出掛け、ローストビーフを焼く。2時の外気温は34.5度を示し、撮影スタッフも汗だくで作業をしていた。夕暮、暫く薪割りをする。暑い一日であった。
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2014年8月5日(火)快晴
朝より快晴。昼前、老妻にお使いを頼まれ、市中に出掛ける。快晴、暑。帰宅後まもなく、修理に出したiPad Airが戻ってきた。icloudを利用してデータを回復させる。午後、休息。晩夕ヒコマに出掛け草刈。
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2014年8月4日(月)晴
朝寝をする。家内に使いを頼まれ、朝食のパンを買いにマルシェに出掛ける。ついでに、「みつまめ」切らしてしまったので、売り場の棚に立ったが、栄太郎の白蜜は沢山並んでいるが、黒蜜の所はそっくり空洞になっている。しかたがないので、白蜜を二つ、別の銘柄を二つ籠にいれる。レジで訊ねると、この頃、よく売れていると言う。歳をとると夏はこういうモノを欲する人が増えるのだ。
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2014年8月3日(日)晴、暑
盛夏。緑陰に涼風有。三々五々人来。愛犬家も来。他、特に記す事無。
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2014年8月2日(土)晴
朝よりローストビーフを焼く。三々五々人来。帰宅後、老妻と暫く歓談。病妻は、「かっちゃん!私がいなくなってしまったら、どうやって暮らすの?」と訊ねる。いや、お互いに高齢になっているし、そういうことも想定しなくてはいけない年頃だ。熟慮の末に「其の時は、ヨーコさん、三途の川というのは幅は狭いそうだから、朝昼晩食事の準備のときだけは川を渡ってこっそり家に出てこなくちゃあいけません。。そして、掃除、洗濯も其の時は、姿は見せなくてもよいから、ちゃんとしてもらえば、それで結構でござんす!」と答えておいた。花火の音が届く盛夏の頃なり。
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2014年8月1日(金)晴、暑
午前中、ガーデニング用具を求めてモールに出掛ける。このところ、緑陰に因って日々を過ごしているので、久しぶりに繁華な所に出掛けてみると、あまりの暑さに驚くばかり。午後、例の如くヒコマに出掛け草取り、苔の手入れをする。夕暮、雷鳴が届くが雨にはならなかった。草取りの後は、薪割り。薪作り。其の後は、草刈。7時、作業終了。外気温は27度。帰宅後、粗食飯。今週は、勤勉に毎日労働に励んでいるので、夜も快適に眠れ深更に目覚めることが無くなった。老妻は足先が冷えると頻りに訴える。
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2014年7月31日(木)晴
炎暑を逃れ、ヒコマにて草取り。10時の外気温は29度。作業は昨日同様苔の周辺の草取り、落葉の清掃。ピンセットをもちいて苔に生じた雑草を取り除く。集中するので時間の経過する事は忘れる。一時間ほどすると、さすがに疲れる。そうすると、涼風の流れるところで休憩。再び作業続行。終日繰り返す。晩夕帰宅後に老妻に作業内容を報告する。どうして草取りに夢中に慣れるのかを訊ねると、「草取りをすると、其の成果が自分でよく解る」のだと言う。自分にしか解らない成果だと言う。しかし、それが原動力となるんだから不思議だ。これをひと夏続けていれば晩秋には中庭に苔が広がる。そうなったら楽しい!秋の夕暮れ、広がるモスガーデンを眺め、ヘンケル・トロッケンのスパークリングワインのグラスを傾けながら、贅沢な一時を味わいたいものだ。
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2014年7月30日(水)晴
炎熱を避け、今朝もヒコマにて草取り。9時半の外気温は27度。昼に至り休息。粗食飯。午後、作業続行。草取りに熱中して暑さを忘れる。5時に至り再び休息。外気温は30度。コケに散水。6時、草刈を始め7時終了。外気温は27度。かくの如くして一日は過ぎる。