複雑で多様化する現代。店内は、アンティークな家具、庭には癒し度の高い空間(パワースポット)が広がっているお店です。冬は暖炉に癒されます

カフェブロッサム繫昌記

最近、ヒルズ付近の書店に立ち寄り、本を探していたら、サンフランシスコのフォトグラファーに「写真をとらせてもらえないか?」と
尋ねられた。手に持っているのは、M型ライカではないか!!「ノープロブレム!」と答えて、撮って貰いました。

ヨーコさんに見せたら、「これで、カッチャンの葬式写真が出来たと!」喜んだのでありました。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。

後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。

  • 足利、6時20分の外気温は4度。終日暖。午後2時頃には外気温19度をさし4月の陽気となる。外で食後の茶を喫する人多し。

  • パンケーキとミルクティ飯。用意万端してヒコマに出かけ終日準備。夜、久しぶりに「強記飯荘」にて烏賊の一夜干し、衣笠茸飯。美味也。
    ことに、衣笠は昔愛用したパイプタバコの「バルカンソブライニー」のアロマのような独特の香りが口中に漂い美味であった。

  • 足利、7時半の外気温は-1.5度。パンケーキとコーヒー飯。10時過ぎ営業準備にてヒコマに向かう。
    昼、忙しく粗食飯。作業続行夕に至。鮟鱇鍋晩餐す。

  • 足利8時の外気温は4度。パンケーキ飯。いよいよ2月の営業が迫り慌ただしくなる。今日もヒコマで準備。
    僕は、浴室の金物を磨き続ける。昔、興に乗って、愛妻と北米南部にある古い建物やホテルをあちらこちらと
    巡った事がある。その時、きちんとサービスやいきとどいたもてなしを持って迎えてくれるところは、真鍮や
    砲金で出来た、古風なドアノブ、浴室の金物までもが磨きこまれていて、非常に気持ちがよかった思い出がある。
    そんなことを思い出しながら、一所懸命ピカールで磨いているのだ。
    夜、鮟鱇鍋飯。

  • 終日営業準備。イオンで内田百閒「百鬼園戦後日記」を得る。他、特に記す事無。

  • 足利、9時半の外気温は3度。パンケーキ飯。昼前、渡良瀬河畔まで歩。昼、パスタ飯。午睡、読書。予約有。
    久しぶりに休息した。長湯。

  • 足利8時の外気温は2度。パンケーキ、ミルクティー飯。例のごとく飛駒に出かけ、営業の準備。予約の電話も
    入ってくる。嬉しい限り。昼、須花蕎麦飯。午後作業続行。夕、しばらく休憩。夜のとばりがおり終了。
    帰り道、東の山端に満月が昇ってきて、花札の絵のような景色だ!

  • 9時半の外気温は3度。蕎麦粉のクレープ飯。昼、磯部。午後、旧友達と集い佐野に美術展覧会を
    見学。美学はその絵の技巧を克服し、その先に対象が描かれたところに妙が生じる。
    足利に戻り、皆で款話夕刻に至。他、特に記す事無。

  • 足利、7時45分の外気温は1度。佐野市中の稲荷寿司「俵」により、寿司を買い、飛駒に出かける。店にて、今日は、浴室の金物
    を磨く。一日では終らない・・・・・。

  • 終日穏やかな日和。昼、久しぶりに近所のフレンチ飯。午後、日差しを浴びながら市中散策。相生小
    付近空家の多いのに驚く。夕、読書。夜、イタリアンを飯。休日を満喫。
    このところ、アルジェリアの痛ましい報道が続く。僕は、あそこには行ったことがない。隣のモロッコまでだ。
    確か、1966年の晩夏の頃であった。無銭旅行のようなもので、ユースホステルを泊まり歩いて国境付近まで
    行ったのだ。ある夜、星の輝く大地にアフリカの青年が、火を起し、大きな油の鍋の中に
    千切りのジャガイモを入れて、ポテトフライを作る。周囲の無銭旅行をする勇敢な青年達の中に混じり四方山
    話。揚げたてのポテトをつまみ、スペインで手に入れた、皮袋のぶどう酒に喉を潤し、快い夜風と、「とうとう
    ここまで来てしまったか!」という、自ずから生じる望郷のねん。30人ほどの若人の中にパレスティナの
    青年がアラブの主張をつたない英語で弁じている。それを、カナダやアメリカ、イギリスの青年がやじる。
    其の光景は半世紀近くが過ぎる今も変らない心情なのであろうか?不可解至極。