複雑で多様化する現代。店内は、アンティークな家具、庭には癒し度の高い空間(パワースポット)が広がっているお店です。冬は暖炉に癒されます

カフェブロッサム繫昌記

最近、ヒルズ付近の書店に立ち寄り、本を探していたら、サンフランシスコのフォトグラファーに「写真をとらせてもらえないか?」と
尋ねられた。手に持っているのは、M型ライカではないか!!「ノープロブレム!」と答えて、撮って貰いました。

ヨーコさんに見せたら、「これで、カッチャンの葬式写真が出来たと!」喜んだのでありました。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。

後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。

  • 足利の市場にてアサリ、ハマグリを得る。ハマグリは「地」のものだという。一山1200円。ヒコマに持ち寄り、昼、アサリのパスタに
    ハマグリを入れる。しかし、アサリの個性的なエグ味が強いので、ハマグリの上品なミネラル感は不明なり。しかし、ソースに深みはでる。
    ソースといえばヨーコさんはこの頃は、毎回、一週間を掛けて、グレービーソースを作っている。時々、味見をして自分の納得のいくように
    じっくりと作っている。その姿を見ていると、「夕陽限りなく好し 只これ黄昏に近し」という李商隠の漢詩が浮かんで来るのだ。
    夜、ヨーコさんはハマグリのお吸い物を作る。気がつかなかったが、器は普段と違い、塗りの上等なもので出てきたが、こちらは、食べることに気を取られていて、つい、見落としてしまいました。

  • 完璧に晴れた!こうなると、気持ちが忙しくなる。朝より、ガレージからモーガンを引っ張りだしてきて、パン屋さんに立ち寄り「玉子パン」を買い、ヒコマに出掛ける。
    道中はどこもかしこも桜が満開でハンドルを握る気持ちも軽やかになる。野原にはタンポポが咲き乱れている。夕方まで屋外作業。帰路、佐野市中「森田屋」に飯。

  • 午前中より、ヒコマに出掛け、営業の準備をする。野原一面緑になり、庭の桜が3分咲きとなる。室内が18度程であったので暖炉をつけて暖まる。
    外をなにげなくながめていると、トサカの赤い雉が歩いているではないかiphoneを片手に、忍び足でせまり写真を撮ろうと思ったが、敵もさるもの早足で
    物陰に隠れてしまう。雉はほんとうに足が速いのだ。昼、久しぶりにエスカルゴを飯。締めはトマトソースのニョッキ。既成のトマトソースであったが、酸味が利いて
    非常に美味しい。夕方、足利市内に近づくとやや風が吹いている。ラジオでは太平洋沿岸部強風のため交通機関に影響もあったと報有。
    帰宅後裏の桜を眺めに出掛けたが、冷風吹き寒し。晩餐は水菜と油揚げの鍋物を愛妻が作る。時節をえた逸品であった。天に感謝多。

  • 電車に乗り埼玉へ出掛ける。雨が頻りに降るなり。東大宮駅にて待ち合わせし知人と合流し浦和の鰻屋訪。熱燗を頼みうざくにて冷えた身体を温める。
    鰻重来。しっかりと焼きが入り、油を落とした、さっぱりとした仕上がりで上等である。しばらく歓談を楽しみ、伊奈にある「ヴィエント」に席を移ししばし歓談。
    ここのマスターは理科を教える先生である。桜の名所も見た。若い人ともお話が出来た。雨の日の休日を存分に楽しんだ次第。

  • 冬に戻りたる如し。久しぶりに暖炉を本気で燃やした。暖かいと身体が安心する。三々五々人来。3時半の外気温は7度なり。
    帰宅して、炬燵に入りしばらくすると、老妻が足が痛いと言い始める。「こんな稼業はもうイヤでござんす」と言う風なことが始まると
    黙って聞き流すほか無い。ここで、一言、「こちとらも同じでござんすよ!」「始めちゃったのだから、仕舞いまでやるしかないんでござんす」
    などと口応えしようものなら、40年前のことからの愚痴が始まって止まらなくなってします。だから、ここは素直に聞き流して、
    一区切り付いたら、「風呂の湯をわかしておきあんしたから、一っ風呂浴びたひにゃ疲れも吹っ飛ぶていうもんで、どうぞ、お先につかって
    下さいまし・・・」と下手に出ていれば、その内「あ~ァ、お陰様で極楽な思いをさせてもらったよ、お前さん!あんたも、さっさと入ってお
    しまいなさいよ!」と言う風に落ち着くのであります。つらつら考えるに、少年の頃であれば、縁側の廊下に座布団をひき、綿入れを着て、膝に乗せた猫の背中をなでながら陽に当たり、うつらうつらしていても可笑しくない年頃であるからしてしかたもなし・・・・。

  • 7時の外気温は7度。早春にもどった様で、身体の調子をとる事に骨を折る。途中から小雨模様。開店の準備をしながら、
    こんな天気ではお客さんも来るまいと思いのんびり構えていたら、11時には人来。和歌山から来る好青年である。東京の所要を済ませて
    寄ったと言う。有り難いではないか・・・。三々五々人来。終日暖炉の火を絶やさず暮れるなり。

  • 昼前にヒコマ到着。庭の桜が咲いていた。3月中の開花は始めてである。去年の繁昌記を調べると、去年の開花は4月13日になっていた。今日から草刈も始まった。草の伸びも速いように思う。昼、ステーキの試食。午後、草刈をしていると、バンクバーに住んでいる姪が
    長男を連れてた訪ねてきた。2011年3月9日に初めてご尊顔を拝し奉りしが11日の原子炉事故でカナダにあたふたと帰国してしまった。
    だからもうすぐ3歳になるのであるが、ボーイにHow old are you?と問うと指を2本立てて「2 years !」と英語で答えた。ヨーコさんが尋ねると
    日本語で返事がかえってくる。ボーイはまさにバイリンガル。家庭では日本語、外では英語の世界に住んでいるのだ。
    夕方まで草刈。夜、例のごとく「強記飯荘」にて晩餐。

  • 10時の外気温14.、5度。久しぶりに織姫山散歩をする。林のなかで鶯の鳴き声が響き渡る。桜も満開だ。山頂より足利市中を望。
    冬を抜け出せたという感慨が胸中にうかぶ。帰路、柳が若葉で青くなっている。季節の移ろいの早きことに驚くこと頻りなり。

  • 渋谷に出て映画を観て帰宅。終日雨。

  • 都内に孫の落ち着き先が決まり、出掛けて一晩泊る。他特に記す事無。