複雑で多様化する現代。店内は、アンティークな家具、庭には癒し度の高い空間(パワースポット)が広がっているお店です。冬は暖炉に癒されます

カフェブロッサム繫昌記

最近、ヒルズ付近の書店に立ち寄り、本を探していたら、サンフランシスコのフォトグラファーに「写真をとらせてもらえないか?」と
尋ねられた。手に持っているのは、M型ライカではないか!!「ノープロブレム!」と答えて、撮って貰いました。

ヨーコさんに見せたら、「これで、カッチャンの葬式写真が出来たと!」喜んだのでありました。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。

後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。

  • 飛駒にて営業準備。暖炉終日燃える。他、特に記す事無。

  • ヨーコさんは健康診断に出掛ける。余輩、9時過ぎ織姫山散歩。山上、霞ただよい眺望よろしからず。太田市中、館林外郭かろうじて浮かび上がる。かねて疑問に思う「逆川」。渡良瀬川方面より市中の高所に向かい流れる、自然の摂理に逆らう川、流れは我住まいの裏に「袋川」として、支流をなす。このモトを調べんと思う。想像するに、赤い腰巻をした、大勢の娘が渡良瀬川に浸かり、くみ上げた水を一所懸命「逆川」に投ずる様子が浮かぶのであるが、兎に角、淡い期待を抱きつつ流れをたどり蓮岱館、早雲美術館まで行き着く。このところで水かさは増し、勢いがついてくる。蓮岱館を迂回、進むと段差をおりる階段現れ、大きな仕掛けが川に設置してある。機械は幅広金属網目状のベルトが水中からあがり、川上より流れ来る、浮かぶ落葉を拾い落とす装置となっている。その流れのモトは幅広の水路で先に続いている。たどれば、水路両側染色工場有、付属する住宅やらなにやらが無秩序に立ち並んでいる。ややアーナキーな雰囲気に包まれた所に出た。先に水路をまたぐ大きな陸橋が見える。19世紀の象徴的なインフラが渡良瀬川と片側の山に挟まれた所に集約され、水路は鉄路と一緒になりさらに進むのだが、辿る道路は途中より廃屋の如き家で行きどまってしまい、先は竹笹が茂るばかりで足を踏み入れることが出来ない。方向を転じしばらく戻り、水路と鉄道を渡り、全体の地形が見渡せる陸橋にたどり着く。なんと!逆川は谷をまたいだ山中に更に向っているのである。その時、携帯が鳴り、ヨーコさんより昼食の支度が出来るので「戻れ!」との指令有。残念だがしかたない・・・・。ここにて探査は中断。探求結果報告は後日ということに・・・。このところ歩くのでいささか疲弊。午睡後読書、夕暮湯豆腐飯後、湯につかり早寝。

  • 朝、ヨーコさんは「あまり、遠くへ行かない事、無駄遣いしない事!」と言い残し、飛駒へ出掛ける。余輩、10時頃織姫山散歩に出る。逆川より公園に向う坂道をづんづん登ってゆくと体が火照ってくる。山頂の眺望は芳しくない。留まらず下山す。渡良瀬川河南を歩くことを思い立ち緑橋を渡る。橋上より、白鷺数羽優雅に飛ぶ姿を見る。17~8年前にやった、現場のことを思い出し河畔を進み、工業団地付近に向う。地理も曖昧になり迷った末に現場到着。家は大事に使われているようで一安心。帰途、付近のピッツアリァに立ち寄り飯す。尚、買い物を思い出し、アピタ方面に迂回し帰宅。夕暮、鑁阿寺をぬけ中川にて和酒に喉を潤し飯。帰路、太鼓橋を渡ると、正面に本堂の古色をおびた扉が電灯に照らされて浮かび上がる。それを見ると、余輩はいつも、室町時代にタイムスリップするが如き心持になる。歩くこと3万歩余り。

  • 風無静。起床後身支度を整えて織姫公園散歩。陽光まさに山陰を登り来たりて平野を照らす。幸いにして浅間、富士、秩父山系パノラマの如く浮かび熊谷の市街も見える。昼近所のフレンチ飯。午睡後読書。夕暮、外食の誘いあり二人で出掛けシャンパンを酌み交わし伊食す。明日は粗食にて過ごす予定。

  • 朝食にホットケーキを作ってもらう。所用の為、佐野に出掛ける。昼に及び、かねてより聞き及ぶ、野木の蕎麦を食べんと欲し、足をのばす。50号を途中南に下り、秩父の山並み、富士、筑波山も望めるドライブ日和となった。鴨蕎麦を食し帰途、思川の橋上より赤城、男体、白根に及ぶ、雄大な大パノラマはヨセミテ公園の峠より見る雄姿に勝るとも劣らぬ眺めだ。まさに、関東平野の芯に存する心地す。夕、午睡後読書。夜に至り粗食有。

  • 小春日和の庭、人で賑わう。午後、店もおちつきかけ、薪割りを始める。マサカリを頭上にかざし、短い腕を精一杯のばし、遠くにほおるが如く打ちおろすのだ。全身運動だ。みるみる、体が熱くなる。異変がおこった。マサカリの柄が首元で折れてしまった。節のある薪は手ごわい。3年酷使した結果である。

  • 午後駿雨有。終日暖炉の火絶えず。他、特に記す事無。

  • 朝、ヨーコさんは飛駒に出掛け、僕は市中散歩を兼ね事務所に寄る。昼を「蝶や」にて済ませ、河南をまた散歩せり。歩くこと18000歩余り。いささか疲れる。夕、粗食に腹満たす。やんぬるかな!

  • 朝より雨にて、散歩断念。飛駒に営業準備に出かける。昼、パエリャ。ライブの予約有。終日薪を燃し暖をとる。他、特に記す事無。

  • 朝より散歩。まず、逆川を日赤方面に向う。路傍の楓色付きて美的である。坂を登り紅葉谷にかかると、野鳥のさえずりかしましく、市民生活の始まるさまを連想させ面白い。織姫神社より下り歩道をすすめば、出勤せんとする人々忙しく病院に向う。一日の始まる風景を傍観するのも楽しいものだ。朝食はヨーコさんが作る野菜料理、香り立つ紅茶、パンにママレードを飯。
    昼前に健康診断の用紙を持ち、懇意な医院を訪。有益なる助言賜る。午睡後市中散歩。陽没し空に満月有。夕、粗食に腹を満たす。