朝より二人でヒコマに出掛け、営業の準備をする。一昨日に続き、暖炉を燃やす。午後2時の室気温24.5度。庭の片付けなどをしていると、近くの木々より、啄木鳥の樹を連打する音が聞こえてくる。夕に至り室温28度也。録画せし故三国連太郎出演の映画を観る。1951年の作品。物語に群馬、長野周辺と思われる、山々が現れる。そこに映し出される山々は禿山に近い。戦時中、山の木々を燃料として燃やしてしまったからだだろう。ヒコマ周辺にすくすくと育つ木々を見て、平和な世の中の有難さをしみじみと味わう今日この頃也。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。
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2013年11月28日(木)晴、寒
午前中織姫山散歩。昼、粗食飯。午後、再び織姫山散歩。西風有。他、特に記す事無。
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2013年11月27日(水)晴
二回目の抗がん剤治療をこなして、家内は目出度く退院。病院付近の蕎麦屋さんで早めの朝食を済ませ、ヒコマに向かい、先に来ていた息子を指導して、グレービーソースの下拵えを始める。余輩は、久しぶりに、暖炉に火を入れ、調子をみる。夕暮、晩餐の買い物をして帰宅。予約もチラリホラリと入り始める。有難きかな・・・。天に感謝多。
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2013年11月26日(火)晴、暖
朝、市場にて野菜を発注。昼前、紅葉の織姫山散歩。「イトウ」にて蕎麦を飯。神社より前面に広がる関東平野を望する。
午後、病室訪。病室に通じるロビーに、「ここが踏んばりどころ!」というポスターが掛けてある。言ってくれすぜぇ・・・と思いつつも、内心「おっしゃる通り」と思う次第なり。 -
2013年11月25日(月)曇後雨
早朝、目が覚めて、再び寝入る。すると、愛犬が夢に出て来る。埃くさい毛並みのビーグル犬を抱えている夢だ。犬は頻りに鼻を顔に近づけて、頬をなめようとする。夢からさめてもいい心持であった。入院騒動から一ヶ月が経過。大波が打ち寄せてきたような一月であった。主人を心配して、夢に出て来たのだろう。有難きかな・・・・。
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2013年11月24日(日)晴、暖
朝より店に出掛け、敷地の落ち葉を頻りにかき集め、庭の清掃を始める。桑の葉はまだ青く残っている。例年より暖かいのかも知れない。第一、この季節になると、強い風が吹き、落ち葉を吹き飛ばしてしまうのだが、今年は其の風もみあたらない。午後、仔牛のカツレットを試作。帰宅後、午睡。夕、病室訪。投薬を始めて5日目になるが、最初の頃の様な、副作用は現れない。今日も、風呂に入ったと言う也。ヨーコさんの弟子として、辻料理学校出身のボーイが帰ってきて手伝うことになった。病室で頻りに打ち合わせをする。。ヨーコさんもいよいよ現場復帰の見通しが立ち元気が出てきた。有難い限り也。
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2013年11月23日(土)晴、暖
朝より店に出掛け、薪干し、片付けに努力する。いよいよ、来週より開店也。昼、須花蕎麦に出掛けたが、満員。帰宅後粗食。午後、織姫山散歩。坂の入口より、登りの車の列が繋がって動かない。下りの車もひっきりなしに通り、歩くのは危険な状態。適宜、山道を通り山頂に達する。病院に出掛ける為、たまってしまった、洗濯物を袋に入れる。途中、コーヒーが欲しくなり、イオンモール内のスターバックスに立ち寄り、隣の、カツサンドを買い共に食。どこもかしこも混雑おびただしい。
普段、長閑な環境の中に過ごす人生であるが、思いがけぬ休暇中にて、浮世の賑わいを知り也。夕、病室訪。いよいよ、愛妻も頭巾をかぶり生活をすることになった。しかし、食欲もあり、なにより・・・。 -
2013年11月22日(金)晴、暖
朝、急遽帰郷した、関西在の次男を連れ、市場を見学する。暫く店を手伝う為也。生鱈を買い、昼、ムニエルを拵えてもらい飯。午後、織姫山散歩。紅葉も佳境に入り、散策する人多し。神社では和服を着た西洋人が記念写真を撮っている。織姫神社の国際的な広報写真であろうと見ていたが、結婚式を挙げたところだと言う。驚くべし!帰宅後、読書、午睡。夜、予ねて、知り合いより招待のあった、軽音楽の夕べを聴く為に、市中に歩す。久しぶりに、レトロな音楽を聴く。ミュージシャンの中でも、シンガーは全身でもって、其の場を制する、その人間力は驚くばかり也。音楽の楽しさばかりか、もう一つ、何か、別のものを勉強させてもらった。外に出て、ふと、腕時計を見ると、まもなく12時。天空に月辰明らかなり。
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2013年11月21日(木)晴
朝より織姫山散歩。坂道を登る途中で、下より、消防ポンプのサイレンがとどく。振り向いて、市中に目を向けると、太い煙が二筋天空に舞い昇っているではないか。方向は足利学校東と見たり。尚、ずんずん登り、足短大付近より望するに、煙の勢い増し、赤い炎も見え出した。ポンプのサイレンも四方より集まる也。足を速めて、市中に向かい、大津栄付近まで歩を進めると、はたして、ポンプが沢山集まって、火災現場は鎮火した模様であった。穏やかな日和は幸いであった。一軒全焼。
帰宅後、市場に出掛け、めひかりを一山買い求め、唐揚げにして南蛮漬けを拵える。はたはたに似て身はやわらかく、唐揚げも非常に美味しい。しかし、掃除の手間がかかるなり。拵えながら、ワインをすすり昼食。午後、読書、午睡。病院へ出掛ける前に、再び織姫山散歩。帰宅後、出来上がった、南蛮漬けを持って、病室訪。先回より点滴の速度は速まったと老妻は言うなり。帰宅途中、地平線に赤い月が昇ってきた。足利に着く頃には、普通の月になってしまった。かくして、今日もおしまい。この頃、しきりと、「ワイマール体制の崩壊前夜」という風な歴史事象を思い出す。 -
2013年11月20日(水)晴
朝、決意を新たに、二人で病院訪。入院は一週間以内であるという。余輩は、「翡翠軒」で海鮮焼きそばを食べて、伊勢崎に向かい、インド映画「マッキー」を観る。前半は聴きなれない音楽にちょっと違和感を覚えたが、後半は非常に面白い映画だ。さて、この頃になり、今月の中旬より、日常の食物を自分で拵える生活を始めた。買い物も、ようやく慣れてきた。パンはこの店、魚はあの店、野菜はここと、元来がこりしょうだから、ついつい、自分の納得する、食材を選ぼうとすると、時間も手間もかかる。料理も不慣れなため、時間がかかる。今日は鮟鱇のトマトソースの煮込み。美味しく出来た。スーパーを買い物籠をぶら下げて食材を探していて、ふと、市川に隠棲する永井荷風の姿を思い浮かべた次第・・・。