朝より布団を干す。この頃、頭は、頻りに回顧モードになる。ヨーロッパ武者修行の途中、イタリアのジェノーバの港で、ヨーロッパやアメリカの青年たちに混じり、海水浴を愉しんだことがあった。今からかれこれ56年前の思い出だ。あるボーイが、海に潜り、海底から、石を拾い、誇らしげに皆に掲げて見せるのだ。それを見て、周りの連中も俺だって、俺だってという思いで、海に飛び込んだ。余輩も勿論そのひとりだ。港の海底であるから、かなり深い。水深は二十メートル程であったろうか。皆で夢中になり、競争のように、たわいない石集めをやっていると、塩辛い海水が口に入る。これがたまらなく辛い。そうやって、皆で、付近のバールの席に集まり、エスプレッソで口直しをするのだ。余輩はその頃、日本橋の丸善に出掛けると、丁度そのころ、エスプレッソマシーンが現れ、おそるおそる、注文して飲み方を教えてもらったことがあったから、皆で席に座り、角砂糖をたっぷり入れ少しづつ滴れるものを喉に流し込み口を癒す。そんなことを皆でしながら、次に向かう場所を決めるために、お互いに情報交換をするのだ。気分が一段落すると、皆たちあがりまた海岸に戻る・・・・。そんな思い出に浸っていると、無性にエスプレッソが飲みたくなり、付近のスタバに出掛け、エスプレッソを愉しんだ次第だ!
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