飛駒に向かう途中の稲穂は既に黄金色。もう一カ月もすると山の色も変わるのだろう。今日は室内にもお客さんが入り始めた。これから本格的な秋が始まって、暖炉も大活躍するのだ。時間が止まってしまったような空間を堪能する人多。店が終了後独り、帰宅して録画済みの「男はつらいよ」を観る。映画のワンシーンに、ロシア料理のレストランが出てくる。店内では、楽団が、あれはバラライカと謂う楽器であったろうか、「モスクワの夜は更けて」を演奏している。そのシーンがなんとも、胸に残っていじらしい。もし、ヨーコさんがこの場にいたならば、今より約50年前の独身の頃、初めてモスクワを訪れた時、街角よりこの音楽が流れていた事を、語りながら、秋の長い夜の一時を過ごせたであろうと、しんみりと思う次第也。
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