朝より爽やかなお日和となった。今日はパンクの件が片付いたので、ロードバイクに乗って出勤。お客様は既に到着してお待ちかねだ・・・。さて、当店で今、大活躍している楓の樹がある。程よく伸び、しかも枝が東西南北に張り出して、ちょうど傘を広げたようだ。テーブルをその根元に置いておくと、涼風が通り抜ける。其の事を体感するお客様は「天然のクーラーだ!」と仰る。何年か前までは、傍を通ると、枝が体に触れるので、敬遠されていた樹だ。これからも活躍していて欲しい。この樹には、懐かしい思い出がある。今より二十数年前、一所懸命庭の手入れをする事を、ようやく体が覚えていった頃であった。刈払い機で庭の草を刈っているとき、地面よりこの楓が10センチ位ヒョロリと地面から伸びて葉をつけていた。老輩はその時、面倒だから一緒くたに刈りはらってしまおうと思ったが、一瞬、将来の庭がどうなるのであろうと考え、面倒でも、地面に棒で印をつけて、刈らずに残しておいたモノだ。やがて歳月が過ぎ、そんな事を忘れてしまったころ(その間は、お店も混雑して忙しかった)、また、ヨーコさんの件もあったので、ほおって置いた。ふと気が付いてみると、一丁前に役に立つ、しかも、人さまが褒めてくれる存在になっていた。今も、店の庭に芽をだして、地面から10センチほどのモノが、数本見つかった。このかわいい楓たちが人様に褒められる様になるには少なくとも20年待たなければならない・・・。老輩はその時、その場面に居れば、確実に94歳になっているはずである・・・。お店作りには気の長いビジョンも必要なのであります・・・・。
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