風無く暖。午前中より布団を干す。今日は真珠湾の記念日だ!老輩はハワイに出掛けてもパールハーバーは寄ったことはない。老妻も同様だ。何故と謂うに、ある時、中国の西安を団体旅行で訪れ、城砦見学で皆と離れて通路を迷った処に、見学する室が現れて、そこは誰も人が居なかったが、日本軍の悪行狼藉を写真で展示した場所であった。後ろ手に縛られた人の後ろに刀を振りかざす兵隊の写真、首を落とされた人間の写真等が展示してある。老輩が大人になるまでには、身近な人より、兵隊の時に、中国でした事に「今でも夢でうなされる事があるんだよ!勝っちゃん!」と告白めいた事を聴くこともあった。だから、気色のわるい気分は避けたいので、ハワイに出掛けた時は、パールハーバーには近寄らなかった・・・。現役時代懇意にしていた年配のカナダ人のビジネスフレンドが「若い頃には、日本軍と戦った。戦闘機に乗ってゼロ戦をずいぶんやっつけた!」と、なにかのついでの時に聞いたが、その時は一瞬不快な心境になった。これは、何がどうのという事ではないが、仕方のない事と思う次第也。清張の「神々の乱心」を読了。渡良瀬遊水地が事件の舞台で、時代は満州事変や昭和8年頃。「満州移民団」「特高警察」と云う風に今では消えてしまった言葉がしきりに出てくる。老輩が子供の頃、敗戦、復興、高度成長というような物語が、始まる以前の時代を過ごした、大人たちの話にはそういう言葉はよく出て来たから、懐かしくもあったのだ・・・。
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