朝、雨が残っていたので、車で店に出掛ける。昼前より犬連れの人達千葉方面より来。犬は老犬12歳と言う。間もなく雲が消え陽が差してくる。仔羊のグリルを供する。やがて人が去り、普段であれば、間もなく、自転車で帰路につくのであるが、今日は車だから夜まで、椅子を炉辺に寄せて、読みかけの「ハリー・クバート事件」を読む。暖炉の薪は赤々と燃えている。恵まれた一時だ。事件は謎解きの終盤にかかり、ますます面白さが増す。この小説は1975年と2008年の時間が交互に行き交う。2008年はアメリカの大統領選があり、バラク・オバマ氏が選挙に勝ち抜いた歴史的な転換点にあたる年だ。実は、老輩も忘れ難い思い出がある。2008年、秋たけなわの午後、敷地内の高い松の上の方から地面に落ちて背骨を傷め、入院していたのがこの年で、しかも、入院中、TVで連日の如く、大統領選が報じられ、同時に、後日「リーマンショック」を名付けられた株価の大暴落が報じられていた。ヨーコさんは毎日病院に顔を見せたが、あの頃のヨーコさんは元気で「勝っちゃん!店の方は大丈夫だからしっかり怪我を直しなさい!」と張り切っていた・・・。読了後、訳者あとがきを読むと「アメリカの北東部、ニューイングランド地方の海辺で数カ月過ごしたような気分になり、カモメの鳴き声が耳に残る物語である。ヨーロッパ諸国でも広く読まれて二百万部を売り上げ、世界の出版界の注目を集めた」とある。エンタテーメントとしてはまず上等、しかも、老輩の過ぎ去り日々の思い出にひたれ楽しいひと時を得た!。
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