複雑で多様化する現代。店内は、アンティークな家具、庭には癒し度の高い空間(パワースポット)が広がっているお店です。冬は暖炉に癒されます

2016年11月1日(火)曇後晴、寒

午前中は曇。今日は予約も入っていないので、休息する事にした。朝はどんよりと曇り、寒い。物入れから、ケロシンストーブを出して火を点けてみる。朝食後、炬燵に入り読書。先日来読んでいる「古書の来歴」がいよいよ面白くなってきて読み続けている。古書と言っても、ユダヤ教徒のハガダーと言う旧約聖書に関係するモノだから、読み始めは、読了できるかどうかが疑問で、面白くなければ途中で止めてしまおうと思った。物語にはサラエボやウイーンと言うような、昔行ったことのある街や、国が出て来るから、物語に引き込まれて行く。背景にはユダヤ教徒にまつわる物語で満ちている。大分以前、ヨーコさんが大病を患い、それが回復した頃、一緒にヨーコさんの好きな音楽の街、ウイーンに出掛けた事がある。老輩はその頃、クラシックカメラに夢中になっていたから、私にとってはカメラのメッカであった。その折、車でユーゴスラビアをドライブしてヴェネチア迄出掛けた。旧ユーゴスラヴィアの港町で一泊して、見知らぬ街の食堂に入り夕食をとった。社会主義体制の食堂だから、薄暗い陰気な雰囲気の所である。メニューも地元の言葉で書いてあるから不明だ。しかし、ヨーコさんがかろうじて読み取った、「パリジャン」と謂う言葉を頼りに、店の人に内容を尋ねると、英語で「フィッシュ」というので魚であればよかろうという事でそれを頼んだら、手長エビのむき身が大皿に山盛りで出て来た。イタリアンの「スカンピ」だ!このエビは二人とも初めてであったが、味わいが上等なカニに似ていて、美味であった。帰国後間もなくして東ヨーロッパの体制は崩壊し、ユーゴスラヴィアは内戦が生じ、そのニュースをよく耳にする様になった。この本を読んでいると、愛妻と出掛けた折の、色々なことが思い出されて、其の内に本来の物語の面白さも加わり、思わずして読了した。この本はアメリカで発表されるや否やベストセラーになったという。


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