ホテルの優雅な朝食を済ませ、天守閣に登る。城はコンパクトながらバランス良し。老女二人は公園に息う。眺望良。松本民芸館にて、繊細な線をもつ優雅な李朝家具を見る。李朝の家具を見るのは久しぶりだ。昔、韓国貿易の頃、ソウル市内で見かけたことがあるが、館内で聞いてみると李朝の家具にして「民芸家具」は発するという。然も在りなん。
特に、棚の上に安置されている厨子は見事だ。この職人はミニチュアールの楽しさを解する人にちがいない。気が遠くなるような細かな格子戸の下に納まったパネルが非常によろしい。厨子に向かい合っていると、扉の中から『どうだい!大将・・。上等だろう!』と声が聞こえたような気がする。
館にて上田方面の道を尋ね、三才山トンネルを越えて丸子は一時間であるとの意見を入れ、玉村豊男さんのワイナリーに向う。併設レストランにてシードル、ワイン、眺望を楽しみランチを飯。婦人達大いに満足。松本よりレストランに向う途中の運転手の心理は、各方面より我店に向う如くの思いありなん。
帰路、ヨーコさんの運転に代わり、助手席にてうとうとと眠り込む。目を覚ます頃には無事足利に到着する。
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