梅雨あけの報あり。自宅より事務所まで所用の為歩く。曇模様にてパナマをかぶり出かけたのであるが、用事を済ませ外に出てみると12時をまわり、晴れていた。
3キロの道中、汗をハンケチで拭きながら無事帰宅する。店にいるときは周囲を緑に囲まれ、
時折、涼風に暑さをしのげるが、町の中はアスファルトとコンクリートで囲まれた空間、その中を歩くのは苦行と言うほかにない、べらぼうな暑さであった。
夏の暑さを忘れるために、シベリアを舞台にした小説を読んでいる。季節は早春、周辺に雪も残っている。私はシベリアの地はまだ知らない。ヨーロッパに出かけるたびにバイカル湖のを機内より眺めるばかりであった。シベリアでは寒い時は-60度にもなると言う。想像のできない温度。
昔、家内が突然「オーロラが見たい!」と言い出したことがある。
家内の一言は我が家では天の声。しかるべく準備をして12月の寒い中、極寒の北極圏まで出かけていった。綿の下着の上にウールのタイツ、その上にらくだの下着をはいて、ごく厚手のズボン。上は徳利の薄手のカシミアのセーター、その上に太い糸を堅く撚りをかけた毛糸で編んだ厚手のセーター、その上に裏が羊毛の厚手のジャケット。
手はカナダで買った、手袋の内側がカシミアのウールで内張りしてある厚手の皮手袋・・・・帽子はモーガンに冬乗るときに使用するフライィングヘルメット、首にはカシミアのマフラー・・・・と、兎に角完全装備。あまりにいろいろなものを着込んでいるのでまるで雪だるまのようなかっこうになる。しかし-30度の夜にオーロラを楽しく見るためにはしかたがない。それでも外でじっとしていると寒さが深々と伝わってくる。途中尿意を催すと大変である。
チャックを外して、下着のしかるべき場所を手で開いて行くのだが体の上半身にもたくさん着込んでいるために思うように下を覗けない。
手袋をはずしての作業であるから手はかじかんで思うように動かない。気持ちばかりがあせる。下半身の下着の入り口が秩序よくそろっていないので、なかなか、肝心なものが出てこない、その内、尿意が増してちびってしまいそうになった、いやお恥ずかしい限りである。
そう、小説の話であった!。
シベリアを舞台に展開する物語は中々面白いのです。時代はゴルバチョフのソ連崩壊直後で、日本では例の北海道の「鈴木宗男」さんが盛んに活躍していた時代であったように思う。ちょっとレトロな時代だがそれがまた面白いのです。
しばらくは暑さを忘れる時間が持てそうである。
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